#357 「肉体改造」という表現が好きではありません

公開日: : S&Cコーチとしての思考


 

Bodybuilding 685086 640

 

過去のブログで編集後記として書いた文書がなかなか良かったので、ブログ記事に昇格させて書き直してみました。

 

 

「肉体改造」ってなんやねん!

プロ野球がシーズンオフになると、さまざまなメディアで「◯◯選手が肉体改造に着手!!」みたいな報道を目にします。

個人的にはこの「肉体改造」という表現が好きではありません。オフシーズンの数ヶ月だけキツいトレーニングをすれば肉体を改造したかのように体力が大きく向上して、その新たに手に入れたボディで次のシーズンを最後まで戦えるみたいな誤った印象を与えかねないからです。

トレーニングはオフシーズンもシーズン中も、ずーっと継続すべきものです。あえて言うなら、「肉体改造」とは、数週間だけ沖縄とかグアムとかハワイで合宿して行うイベントではなくて、1年中継続して実施するプロセスです。

1年中実施しているプロセスを、あえて「肉体改造」なんて呼ぶ必要はありません。当たり前なんです。日常なんです。特別じゃないんです。それだけです。

 

 

まとめ

もちろん、トレーニング量は時期によって変わってくるし、オフシーズンは比較的トレーニング量を増やせる時期ではありますが、それを特別視して「肉体改造」と呼ぶ必要はありません。アスリートが年間を通してトレーニングするのが当たり前の日常になる、そんな文化が育ってくれることを願ってやみません。

 

 

||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

【編集後記】

本日は、兵庫で5時間の座学セミナーの講師を務めました。5時間のセミナーはもう何回もやっていますが、やはり長いです・・・。ずーっと座って話を聞いているのもかなりつらいはずです。将来的にセミナーを自主開催する時は、2~3時間程度のコンパクトな形式にしようと思いました。

関連記事

#160 最近思うことをいくつか書きます

      10月はブログをかなりサボりました。仕事が忙しかったのが1つの理由。もう1つは、昨日韓

記事を読む

#362 【論文レビュー】レッグプレスよりもスクワットのほうがジャンプパフォーマンス向上効果が高い

    久しぶりに論文レビューをします。      論文の内容 Wirth et a

記事を読む

no image

#67 一流アスリートの特徴

先日、とあるセミナーで講師・シンポジストを務めました。質疑応答の時間に「オリンピックでメダルを獲得す

記事を読む

#244 必要ないことは必要ないと言うべし!?

    つい最近「ニーズを無視する?」というブログ記事を書きました。アスリートからの要望が的

記事を読む

#135 肩の痛みが消えた経験から考えたこと

    私事ですが、昨年末に変な体勢で寝て左肩を痛めてしまい、その後、痛みを我慢してベンチプ

記事を読む

#143 ジャンプ系エクササイズの呼び方

    ジャンプ系エクササイズには色々なバリエーションがありますが、それぞれのエクササイズの

記事を読む

#344 ウエイトトレーニングの時にオススメのシューズ

    ウエイトトレーニングをする時に履くべきシューズは何か?というのは、よく聞く議論です。

記事を読む

#325 ランジ動作で、上体を前傾させるべきか直立に保つべきか?

     基本的に、私がアスリートにランジ動作(例:フォワードランジ、リバースランジ)をやら

記事を読む

#54 トレーニング初心者には高レップ数を実施させない

    ずーっと出張でロンドンに滞在していました。勤務時間中も勤務時間外もオリンピック漬けな

記事を読む

#15 ベーシックバーベルエクササイズをやる理由

    筋力や筋パワーを向上させるためのエクササイズはいろいろありますが、メインとなるのはス

記事を読む

  • 河森直紀(かわもり なおき) PhD, CSCS

    1979年10月17日 神奈川生まれ 埼玉育ち
    ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチ。

    • 77今日の訪問者数:
    • 647昨日の訪問者数:
PAGE TOP ↑