#405 私がネット記事に噛みつく理由

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私、結構ネット記事に噛みつきます。

もちろん、良い記事は賞賛しますけど、噛みつく割合のほうが圧倒的に多い・・・。

今日は、ネット記事に噛みつく理由や私なりのスタンスについて書きます。

 

 

単純に見逃せない

専門家として、間違った情報がネット上で配信されているのを見逃せないという想いがあります。

それがネット記事に噛みつく原動力です。

 

間違った情報がネット上を漂っていると、それを見たアスリートや競技コーチがその情報を正しいと信じてしまうリスクがあります。

それは、本人達にとっても不利益につながるし、われわれ専門家にとっても悲劇です。

間違った情報を信じ込んでいるアスリートや競技コーチが増えると、まともな専門家が正しいトレーニングをやりづらくなります。

アスリートから「◯◯(間違ったトレーニング)がやりたいです」なんて言われると、なぜそれが間違っているのかをイチから説明しないといけなくなります。

面倒くさいです。

 

もちろん、自分が提供するトレーニングについてはどちらにしろアスリートに説明をするのですが、「◯◯(間違ったトレーニング)がやりたい!」モードに入っているアスリートの場合、どれだけ論理的に説明をしても受け入れる態勢が整っていないので、理解してくれないケースが多々あります。

アスリートとして勝つための手段としてトレーニングをやるのが本来の姿ですが、そういうケースでは◯◯(間違ったトレーニング)をやること自体が目的になってしまっているので、◯◯(間違ったトレーニング)を教えてくれないんだったらもういいや!ということになりがちなのです。

ま、そういう場合は、間違った情報を発信している側だけでなく、アスリート本人にも責任があるんだろうと最近は思うんですけど。

実際に、論理的に説明すれば納得してくれるアスリートだっているんですから。

 

 

選択肢を増やすために噛みつく

間違った情報に振り回されるアスリートを減らすため、そして、自分がまともなトレーニングを教えやすくするために、ヘンテコなネット記事に噛みついているのです。

基本的にはTwitterでまず噛みつきます。

Twitterはうまくいけば拡散されやすいので、情報を広げるには最適です。

そのうえで、さらに深く掘り下げる必要を感じたらブログでも取り上げます。

ブログ記事は資産として残り検索されやすいので、Twitterだけで噛みつくのとは別のメリットがあると考えています。

噛みつかないと間違った情報が野放しですが、噛みついてそれは間違っている、こういうやり方のほうが正しい、という別の意見を提供しておけば、情報としての選択肢が増えることになります。

私の意見がまともであれば、そっちのほうが正しいと感じてもらえるアスリートや競技コーチも増えるでしょう。

 

 

ネット記事を読んだだけで批判するな?

たまに「ネット記事に書かれていることが、そのトレーニング指導者のやっていることを正確に伝えているとは限らないじゃないか!」とか「ネット記事を読んだだけで、実際にそのトレーニング指導者が教えているところを見たこともないのに批判するのはおかしい!」とか言われることがあります。

たしかに、ネット記事が真実を正しく伝えているとは限りません。

でも、だから何なんでしょう?

 

私は、間違った情報がネット記事として拡散するのが見逃せないから噛みついているのです。

だから、ネット記事の内容そのものが間違っているのであれば、それを批判します。

だって、アスリートや競技コーチが目にする可能性があるのはネット記事の内容であって、取材対象者が実際にやっていることではないんですから。

 

記者が意図的にあるいは無自覚に取材対象者のやっているトレーニング内容を捻じ曲げて書いていたとしても、私はそれも含めて批判しているんです。

たとえば、私が取材をされてそれがネット記事になったとして、その内容が私の考え方とは大きく異なるものに勝手に変えられて間違ったやり方として配信されていたとしたら、私はその記事に噛みつきます。

そういうことなんです。

だから、「ネット記事に書かれていることが、そのトレーニング指導者のやっていることを正確に伝えているとは限らないじゃないか!」とか「ネット記事を読んだだけで、実際にそのトレーニング指導者が教えているところを見たこともないのに批判するのはおかしい!」とかいう批判はまったく的外れです。

 

 

色々なやり方があるんだからいいじゃないか?

「◯◯(間違ったトレーニング)はダメだ!」なんて噛みつくと「色々なやり方があってしかるべきじゃないか!」「こうじゃないとダメと決めつけるなんて、河森は頭が固い!」ということを言う人もいます。

別に私は色々なやり方や可能性に対してオープンではないわけではありません。

むしろ、柔軟な頭の持ち主だと思います。

 

しかし、「色々なやり方があるんだからいいじゃないか」の一言で済ましてしまうのは、現実から目を背けて逃げているだけです。

そんな言葉でごまかしていては、この業界の発展はありえません。

私は、トレーニングに関連するいろいろなトピックについてトコトン考えて、科学的知見や経験をもとにして、こうあるべきだと意見を述べています。

それと同じくらいの努力をしたうえで、私とは別のやり方もあることを示してもらえれば、私はそれを否定することはありません。

耳を傾けて、納得できれば、そのやり方を自分の中に取り入れるでしょう。

残念ながら、「色々なやり方があるんだからいいじゃないか」と言ってくる人は、そこまでちゃんとした説明ができない人ばかりです。

そういう人たちとはまともな議論ができないので、基本無視です。

 

 

まとめ

ということで、今後も間違った情報を発信しているネット記事には噛みついていきます!

理想としては、私が噛みつきたくなるようなネット記事がなくなるくらい、正しいトレーニング情報が世の中に行き渡ることなんですけど、多分、そんな日はしばらく来ないでしょう・・・。

 

 

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【編集後記】

新型のMacBook Proが発表されましたね。今は11インチのMacBook Airを使っているのですが、やはりスクリーンの狭さが気になります。MacBook Proの15インチ買っちゃおうかな・・・。