7/29(日)論文の読み方入門セミナー

#474 「ハイパフォーマンススポーツ・カンファレンス2017」に招待されてお話をしてきました

 

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今日は、味の素ナショナルトレーニングセンターと国立スポーツ科学センター(JISS)で開催された「ハイパフォーマンススポーツ・カンファレンス2017」に招待をされて、お話をしてきました。

私がお話をしたのはJISS栄養グループ主催のセッションで、お昼の時間に参加者の皆さんにお弁当(減量メニューと増量メニューから選べた)を食べてもらいながら、JISSでアスリートに提供している栄養サポートについてお話をするというものでした。なんだか芸能人が年末にやるディナーショーみたいな感じでした(今回はお昼だからランチショー?)。

アスリートがJISSで栄養サポートを受けた時のお話を、アスリート本人・栄養スタッフ・トレーニング指導スタッフ(←私)の三者が、それぞれの立場からお話をするという面白い企画でした。

 

 

アスリートの減量に対する姿勢

私がお話したのは、アスリートが減量に取り組んでいた時に、栄養スタッフとどのように連携をして取り組んだかということでした。

ごく短時間でまとめてお話したのですが、内容を要約すると:

  • アスリートが減量したいと言ってきた
  • なぜ減量が必要だと思うのかをツッコんで質問した(例:減量が目的なら何も食べなければガリガリに痩せられるけど、それでいいの?)
  • アスリートがしっかりと考えたうえで、単純に体重を減らすのではなく、筋量を維持しつつ体脂肪を減らして、スピードや持久力を向上させたいという明確な目標を示した
  • 「そういうことであれば」ということで、栄養スタッフとの連携を開始した
  • 私は『減量は食事が9割』だと考えているので、トレーニング内容を特に変えることはせず、減量については栄養スタッフにおまかせしていた
  • 極端な話、まったく同じ内容のトレーニングをしていても、食事次第で増量もできれば減量もできる
  • ただし、減量のために摂取エネルギーを減らすと筋量も減ってしまうリスクがある
  • 栄養スタッフが定期的に身体組成をチェックしてデータを共有してくれていたので、筋量が減っていないかモニターしていた
  • もし筋量が減り始めたら、筋肥大の刺激を入れるようなトレーニングを追加して、筋量維持を図ることを想定していた
  • 実際には、筋量は減らずに維持したまま、体脂肪だけが順調に減っていったので、結局トレーニング内容を変えることはなかった

 といった感じです。

 

 

まとめ

もともとJISSに勤務していたこともあり、会場には顔見知りがたくさんいて、久しぶりに会ってお話ができたので、とても楽しいひとときでした。フリーランスとして個人で活動をしていると、他の分野の人と関わる機会が減ってしまうので、今回のような機会があれば積極的に参加しようかな〜と思いました。

特に、今回のカンファレンスの講演者として海外から招待されていたスポーツ科学者のPaul Laursenとは10年ぶりくらいに再会しました。私がオーストラリアの大学院に留学していた時に、Paulはそこで講師(もしかしたら准教授だったかも?)だったので、先生と生徒の関係でした。同じ分野の研究者であれば、学会とかカンファレンスに出席すると顔を合わせることもあるのですが、Paulの専門は持久系アスリートを対象にしたスポーツ生理学なので、私の専門のS&Cとは微妙にずれており、なかなか会う機会がありませんでした。

「これNaokiにやるよ!」といって、flow bottleなるものをもらいました(写真のボトル)。ice slushyなる氷を削ったものを入れておくボトルらしく、これを運動中に飲むことによって体温の過剰な上昇を抑えることにつながり、特に蒸し暑い環境におけるパフォーマンス向上に繋がるということらしいです。

せっかくもらったので、いろいろと試してみて、関連研究も読んでみて、いつかこのブログで紹介してみようと思います。ちなみにPaulはこの分野で多くの研究論文を発表しているエキスパートです。

 

 

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【編集後記】

先日、アシックスタイガーのスニーカーを買ってしまいました。これで3足目。