#546 自分の専門外の競技であっても、その世界での常識にとらわれずに、客観的な視点を提供できれば、貢献することができる

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専門外の競技に関する仕事のご依頼 

現在、私は専門外の競技に関する仕事のご依頼を数件いただいています。 「トレーニング指導」ではなく、「書く」仕事と「話す」仕事です。

その競技については、一般のファンとして観る程度で、最低限のルール等はわかっています。また、トレーニングについても、メディアに出てくる情報には目を通しています。

しかし、その競技に関して、アスリートやチームのトレーニング指導をした経験は、ほぼゼロです(ひとりだけ短期間パーソナル指導経験がある程度)。

なので、ご依頼をいただいた方たちには、「私、その競技は専門ではないですけど」と正直にお伝えしましたが、「それでもぜひ」とおっしゃっていただいたので、お受けすることにしました。

 

私、仕事のご依頼はなんでもかんでもお引き受けするタイプではありません。お役に立てないと思えば、正直にそうお伝えしてお断りすることにしています。

むしろ、自分にできない仕事を無理して引き受けてしまっては、相手にご迷惑をおかけしてしまうので、お断りするのが誠意ある対応だ、くらいに思っています。

そんな私が、専門外の競技についての「書く」「話す」仕事のご依頼をお引き受けすることにしたのは、「お役に立てる」と判断したからです。

 

 

「専門外」であることが武器になる

その競技の世界において、トレーニング指導を長年実施してきた経験をシェアする、という形での貢献はできません。そんな経験ないので。

しかし、逆に経験がないぶん、その競技に昔からあるような変な常識にとらわれずに、フレッシュな視点で客観的な意見を書いたり話したりすることはできるはずです。

特に、私は論理的に物事を考えることが得意ですし、できるだけ科学的知見にもとづいて判断をすることができるので、「昔からこうやってきたから」みたいな根拠のない常識はバッサリと斬り捨てることができます。

もちろん、昔からやられてきたことの中にも、効果のあるものも含まれているはずですが、客観的に見るとナンセンスなものが数多く存在しているはずです。

その競技の中の世界にいると、そうした「ナンセンスさ」に気づきづらくなってしまうということはあるでしょう。

そこに、外部の客観的な視点を提供することができれば、「専門外であること」はマイナスにはならず、むしろ武器になると考えられます。

 

 

まとめ

専門外の立場から客観的な視点を提供しても、「あいつ、この競技のこと何も知らないくせに」と反感を買うこともあるでしょう。そういう頭の凝り固まった人を変えることは私の役割ではないので放っておいて、「客観的な立場からは、そういうふうに見えるのか」と思っていただける方に向けて、お役に立てるコンテンツを提供していきたいと思います。

本ブログの読者のみなさんも、専門外の分野から仕事のご依頼を頂いた時に、「専門外だから」とお断りする前に、「専門外だから」こそ提供できるものがないかという視点で考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

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【編集後記】

サッカーW杯の日本代表の初戦のコロンビア戦、貴重な勝利を収めましたね。おめでとうございます!

勝敗とはべつに、S&Cコーチの視点で選手の動きを見ていましたが、気になったのが、試合終了後、フル出場をした数名の選手が疲労困憊の様子だったこと。相手が早い段階でひとり少なくなったことも考えると、コロンビアの選手が疲れるのであれば理解できますが、人数的に有利な日本人選手が疲労困憊になっていたのが気になりました。

Twitterでもご紹介した以下のネット記事の内容が確かなのであれば、この先、日本チームのコンディションは少しずつ低下していくと私は予想しています。予想を裏切って、大躍進してくれることを願っていますが。