年末なので、2017年を振り返る記事を書いてみます。
今年は私にとって大きな変化の年でした。
国立スポーツ科学センターとの契約が終了し、フリーランス(個人事業主)としての活動を始めたからです。
自分なりに、フリーランスとして活動をするための準備をしてきたつもりでしたが、実際に活動してみると思わぬ失敗を経験することがありました。
何事も初めての時に失敗をすることはしょうがないと思いますが、ただ失敗をして「やっちゃったな・・・」で終わらせるだけではもったいないです。
そこで、同じ失敗を繰り返さないように、失敗から学んだうえで自分なりの仕事のルールを決めるように心がけてきました。
そんな失敗から学んで作り上げたルールを紹介します。
「違和感」をおぼえたオファー
今年に入って、セミナー講師のオファーをいただきました。
最初に打診をいただいた時はお受けするつもりだったのですが、正式なオファーをいただいた段階で「違和感」をおぼえてしまい、どうしようか悩みました。
具体的に言うと、正式なオファーの内容に、報酬や交通費等の「お金」に関する条件が一切含まれていなかったのです。
もちろん「お金」がすべてではないですが、フリーランスは自動的に給料をもらえるわけではないので、自分の「時間」の使い方には慎重にならざるをえません。
セミナー講師を引き受けるとなると、講演時間だけでなく、その前後の移動時間、さらには準備にかかる時間も含めて、かなりの「時間」を取られます。
そうした私の貴重な時間を先方が尊重してくれているのかを判断する材料のひとつが「お金」に関する条件です。
また、自分の経験・知識・スキルを先方が本気で求めてくれているのか?を判断する材料としても、「お金」に関する条件は重要な要素です。
したがって、正式なオファーに「お金」に関する条件が含まれていなかった時点で「あれ?」と違和感をおぼえました。
しょうがないので、私の方から条件について尋ねたのですが、「お金」について質問するのはあまり気持ちのいいことではありません。
「なんで、私が質問しないといけないんだろう?」「こういう嫌な想いをさせないように、あらかじめお金の条件を提示しておくのがオファーする側のマナーなのでは?」と、とても嫌な気分になりました。
今、思い返してみれば、すでにこの時点でオファーをお断りする気持ちが99%固まっていました。
実際、先方から提示された報酬額はそれほどでもなく、交通費は一切支払いません、という条件でした。
「あ〜、やっぱりね」という感想でした。
結局、このオファーはお断りしました。
理由は特に説明せずに「お役に立てないと思いますので」とだけお伝えしました。
» 参考:断りにくい仕事を断れる魔法のフレーズ「お役に立てないと思いますので」 EX-ITブログ
私のほうから「お金」に関する条件について質問をした後にお断りをすることになったので、なんだか私が「お金」だけで判断して安いから断った、みたいな感じですよね。
これもまた、すごい嫌な気分になりました。
それと同時に、そういう嫌な気持ちにさせないように配慮のできない人からのオファーは今後は断ろうと心に決めました。
もし我慢して引き受けていたら、セミナー開催日までの数ヶ月間、「嫌だな〜」と思いながら心がモヤモヤした状態が続いて、ストレスが溜まりに溜まっていたはずです。
想像するだけでもゾッとします。
過去にも、最初に違和感をおぼえたけどそれほど深刻に考えず、オファーを快諾して仕事を続けているうちに、最終的にはその相手とは二度と仕事なんてするものか!と思ったケースが何度かありました。
「違和感」って曖昧なものですし、それだけで仕事のオファーを断るってどうなの?と思っていましたが、いろいろな失敗を経験して、今では「違和感」は当たるものと信じています。
そして、「違和感をおぼえたオファーは断る」を自分のルールとすることに決めました。
まとめ
今回のブログを書きながら、「違和感をおぼえたら断る」というのはどこかで聞いたり読んだりしたことがある気がするな〜と思っていたのですが、こちらのブログ記事でした↓
» 参考:自分の砦を守る3ステップ。違和感→断る→ルール化する EX-ITブログ
すでに読んで「なるほどな〜」と理解していたつもりでしたが、やはり自身で経験してみないとわからないものもあります。
その代わり、こちらのブログ記事を読んで、頭の中に「違和感をおぼえたら断る」というメッセージが残っていたからこそ、実際に違和感をおぼえた時に断ることができたし、それをルールにしようと決断できたのだと思います。
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【編集後記】
TOKYO MXの「5時に夢中!」はスゲエ番組だ・・・。