個人的に、腕立て伏せは大好きなエクササイズです。なぜ好きなのか、その理由は過去のブログで書きました。
#119 腕立て伏せ vs. ベンチプレス
適切なフォームで実施すれば、さまざまな効果が期待できる素晴らしいエクササイズですが、そもそも適切なフォームで実施できるアスリートが少ないのが現状です。
トレーニングプログラムで「腕立て伏せ、自体重で3セット✕10レップ」と処方すると、「腕立て伏せ10回なんてチョロいぜ!!そんな簡単なことやって、なんか意味あるの?」という表情を見せるアスリートが多いです。
しかし残念ながら、適切なフォームを教えたうえで実際に腕立て伏せをやらせてみると、自体重で10レップもできないなんてことは珍しくありません。
「あれ、こんなはずじゃないのに・・・」とアスリートは思っていることでしょう。
腕立て伏せのコーチングキュー
ということで、腕立て伏せは効果的なエクササイズですが、適切なフォームで実施できるアスリートは少なく、適切なフォームで実施しなければ効果は期待できません。
したがって、腕立て伏せをプログラムに加えるのであれば、S&Cコーチとして適切なフォームを教える能力が必要になります。
今日は、腕立て伏せのコーチングキューについて、役に立つ動画を見つけたので紹介します。
この人が言っている事を簡潔にまとめると:
- 腰椎を過伸展して骨盤が過剰に前傾してしまう(お尻が落ちてしまう)場合、お尻に力を入れるようにすると、腰椎と骨盤がニュートラルな位置に戻り、身体を一直線にできる
- エキセントリック局面で顎を前に出してしまう場合、胸で最初に床をタッチして顔は床に着かないようにコーチングすると、胸椎がニュートラルな位置に戻り、身体を一直線にできる
- 開始姿勢で、両脇の下にオレンジを挟んでいると想像してそれを絞るようにすると、正しい開始姿勢が取れる
これらのコーチングキューは私自身も頻繁に使っており、アスリートに適切なフォームを教えるのに役に立つのでオススメです。
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【編集後記】
ソチ五輪が近づいてきましたね〜。興味のある種目のスケジュールを調べてみたら、日本時間でちょうど夕食時にあたるようなので、お酒でも飲みながらテレビ観戦するには調度良いな〜と今から楽しみになってきました!