#361 原則 vs. 例外

公開日: : S&Cコーチとしての思考


 

Marcus Thames Tigers 2007

 

トレーニング指導をする時には、私の中である程度の「原則」が決まっていて、それに基づいて指導をしています。

たとえばウエイトトレーニングについて言えば、多関節エクササイズ、フリーウエイトエクササイズ、全可動域(full ROM)等です。これらの原則にしたがって、エクササイズを選択したり正しいフォームを指導したりしています。

しかし、これらの「原則」は100%絶対的なルールなのかというと、そんなことはありません。

 

 

原則 vs. 例外

そもそも「原則」という言葉を辞書で調べてみると“人間の社会的活動の中で、多くの場合にあてはまる基本的な規則や法則”とあります。つまり、原則というのは絶対的なものではなく「多くの場合」にあてはまる程度のものなんです。

だから、ウエイトトレーニングの原則として、「多くの場合」多関節エクササイズを中心に組み立てますが、単関節エクササイズを一切使わないわけではないんです。「多くの場合」フリーウエイトエクササイズを用いますが、マシンエクササイズは絶対にやらせないというわけではないんです。

この「多くの場合」に当てはまらないものを、私は「例外」として捉えています。単関節エクササイズ、マシンエクササイズ、partial ROM等は「例外」ということになります。

 

 

まとめ

自分の中で核となる「原則」を持ちつつも、「例外」を許容して、「原則」を補足するためにうまく使いこなす柔軟性を持ち合わせるのがS&Cコーチとして大切だと思います。

 

 

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【編集後記】

プロ野球のクライマックスシリーズ、テレビの地上波で放送していないですね。なんかもったいない・・・。

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  • 河森直紀(かわもり なおき) PhD, CSCS

    1979年10月17日 神奈川生まれ 埼玉育ち
    ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチ。

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