2015年11月にGS Performanceの「朝飯前セミナー」を受講し始め、その形態が「昼飯前セミナー」⇒「O-Yeah!セミナー」⇒「O-S&C塾」と変化してきましたが、2017年1月25日を持って修了しました。
1年以上に渡ってトレーニング指導を受けた経験は初めてでしたが、非常に素晴らしい経験でした。他のS&Cコーチから指導を受けることの良さ、そして仲間と一緒にトレーニングをすることの良さを、身をもって体験することができました。
4月以降にフリーのS&Cコーチとして、パーソナルトレーニング指導や少人数グループトレーニング指導をしていく予定ですが、指導を受ける側の立場を経験できたことで、より良いサービスを提供できるようになると思います。
GS Performanceのやり方の特徴
他のS&Cコーチから指導を受けることはそれだけでも有効だと思いますが、特に加賀コーチからGS Performance式のやり方を指導してもらったのは勉強になりました。特に印象に残ったGS Performanceのやり方の特徴を紹介します:
①健康的なフォーム
私は以前に腰を痛めてから、痛みを気にしながらトレーニングをしていたところがありました。しかし、GS Performanceでは関節にとって負担の少ない健康的なフォームを徹底して指導されたので、その結果として痛みを気にせずにガシガシとトレーニングできるようになりました。
アスリートの中には、不健康なフォームでトレーニングしていても、ケガや痛みと無縁の人もいます。「よくあんなメチャクチャなフォームでやってて、ケガしないで済むな〜」なんて驚くこともあります。
しかし、そんな変態的な(←良い意味で)身体の持ち主はほんの一握りです。多くのアスリートは、不健康なフォームでトレーニングを続ければ、身体のどこかしらに痛みが出てくるものです。
ケガのしづらい身体を作るためにトレーニングをしているのに、トレーニングをやることで痛みが出るなんて本末転倒です。そんな事態を避けながらトレーニングを継続できる健康的なフォーム、それがGS Performanceのやり方の大きな特徴でした。
②一見、効率が悪いけど、体力向上のためには効率的なフォーム
たとえばデッドリフト。GS Performance式のデッドリフトは「重い重量を持ち挙げる」という目的のためには効率の悪いフォームです。単純により重い重量をデッドリフトしたいのであれば、パワーリフティング的なフォームになるはずですが、それとは大きく異なります。
でも、パワーリフター以外のアスリートが、競技力向上に結びつける目的でデッドリフトをやるのであれば、GS Performance式のやり方は非常に効率的です。
ようするにデッドリフトをやる「目的」によって最適なフォームが変わってくるということです。で、アスリートが競技力向上を「目的」にデッドリフトをやるのであれば、GS Performance式のデッドリフトは目的に合致した合理的かつ効率的なやり方なんです。
逆に言うと、パワーリフティングの試合に出たいのであれば、GS Performance式のデッドリフトはオススメしません。そういうことです。
まとめ
1年を超える長期間に渡りセミナーを受けて感じたのは、「ある程度長い期間経験しないとわからないこともある」ということです。なので、継続学習としてそのような機会が周りにあるのであれば、経験されてみることをオススメします。
でも、いきなり数ヶ月とか1年とかやるのも難しいと思うので、まずはGS Performanceの3日間集中実技講習会を受講してみてはいかがでしょうか?
GS Performance 春期講習2017 開催のお知らせ
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【編集後記】
今日はこれからNSCA国際カンファレンスで講義をしてきます。1時間だけなので、いつもの5時間と比べると気分はラクですが、逆に1時間以内に話終わるかどうかが不安です・・・。