これまで「S&Cバイオメカニクス入門セミナー」を5回開催しました。
毎回、すぐに定員が埋まる人気コンテンツとなっています。
それだけ、バイオメカニクスを学びたいと思っている方が多いのでしょう。
逆に考えると、その需要の高さのわりに、学べる場所が限られているという現実もあるのだと思います。
バイオメカニクスの基礎としての力学
バイオメカニクスという学問の基礎になっているのは「力学」です。
バイオメカニクスを理解したり活用したりするためには、まずは前提知識として力学を学んでおく必要があります。
力学さえ理解していればバイオメカニクスも理解できるのかといえば必ずしもそうではありませんが、力学を理解していないとバイオメカニクスは理解できません。
とはいえ、バイオメカニクスで必要となる力学の知識は「ニュートン力学」と呼ばれる基礎的なものだけです。
ほとんどが高校の物理の授業で習うような内容です。そんなに難しくありません。
しかし、バイオメカニクスを学ぼうと思っているS&Cコーチの多くは、高校で学んだ力学の内容なんてとっくの昔に忘れているか、そもそも高校時代にちゃんと勉強していなかったかのどちらかです。
だから、大学生や専門学校生や社会人になってからバイオメカニクスを学ぼうと思ったら、まずは力学を学び直す必要があるのです。
バイオメカニクスを勉強したい人がチェックすべき動画
そんなバイオメカニクスの基礎となる力学について学びたい人に絶対的にオススメできるコンテンツを見つけたので紹介します。
それは「24時間で走り抜ける物理」です。
参考 24時間ではしりぬける物理
もともとは、東京学芸大学の小林晋平准教授が24時間ぶっ続けで高校の物理について講義をしてそれをYouTubeでライブ配信するというぶっ飛んだ企画でした。
この企画が実行される1~2週間くらい前からツイッターのタイムラインでざわざわと注目を集め始め、私の目にもとまり、面白そうだな〜と思ってフォローをしていました。
当日はさすがに24時間ぶっ通しでライブ配信を視聴することはできませんでしたが、最初のほうのニュートン力学についての講義部分だけは観ることができ、めちゃくちゃわかりやすいという印象を持ちました。
このぶっ飛んだ24時間企画の講義動画が、アーカイブという形でYouTubeで徐々に配信されています。
本ブログを執筆している2020年4月6日の時点で、【Part2. 運動の表し方:位置・速度・加速度】の講義までアップされています。
まあ騙されたと思って動画をチェックしてみてください。スゴイですから。
パワポ等のプレゼンソフトは一切使わず、黒板とチョークのみで、まさに高校の授業スタイルでめちゃくちゃわかりやすい解説をしてくださっています。
わかりやすくて情熱的な説明っていうのはこういうものなんだな〜と感動すらおぼえます。
お金払ってでも観たいコンテンツですが、それが無料で公開されているのです。観ない手はありません。とくにバイオメカニクスを学びたい人であれば。
まとめ
バイオメカニクスを勉強しようと思ったら、まずは力学を学んで理解しておいてください。
あるいは、とりあえずまずはバイオメカニクスを勉強し始めてもらって、「あれ、バイオメカニクスを理解しようとしたら力学の知識がないと話にならないな!」と気づいてから力学を勉強し始める、という順番のほうがむしろいいのかもしれません
どちらにしろ、力学を勉強するのであれば、今回紹介した「24時間で走り抜ける物理」のYouTube動画を観ることを強くオススメします。
動画 S&Cバイオメカニクス入門
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【編集後記】
明日にも緊急事態宣言が出されるようで、ちょっと今後どうなるのかわからなくなってきました。
とりあえずトレーニグ指導業の売上は激減です。
個人事業主は最大100万円までもらえるみたいな報道があるんですけど、本当なんでしょうかね・・・。
ま、あまり期待せず、自力で他の事業での売上を増やすためにできることをやるしかないですね。
あとはインプットの勉強。