#27 深くスクワットする事についてアスリートに説明するには…

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以前にスクワットの深さがジャンプパフォーマンスに与える影響というタイトルでブログを書きました。今のところ、これまで私が書いた中で最も反響のあったブログです。そのブログでは、フルスクワットを用いたトレーニングの方がクウォータースクワットを用いたトレーニングよりもジャンプパフォーマンス向上効果が高いという研究結果を紹介しました。深くスクワットする事にこだわりのある私にとって、「競技中はそんなに深くしゃがむ事はないのに、何でトレーニングでそんなに深くしゃがまないといけないの?」という意見に対して、科学(研究結果)という武器を振りかざして反論できるという点で、非常に役に立つデータでした。

しかし、アスリート(またはS&Cコーチ)の中にはいろいろなタイプがいて、科学に基づいた説明をしても反応が薄いアスリートもいます。おそらく「科学がなんぼのもんじゃい」と思っているのでしょう。もし、そういうアスリートに「競技中はそんなに深くまでしゃがまないでしょ?」と質問をされたら、こう言ってあげましょう:

「そもそも競技中はバーベル持ち上げないでしょ?」

おそらく、しばしの沈黙の後、「まー、確かにそうだけど…」的な反応を示すでしょう。そこで、トレーニングでは競技中の動きを全く同じように真似る必要はないんだよと説明をしてあげれば、多少は納得させられるかもしれません。何度も言いますが、ウエイトルームでやるトレーニングは基本generalです。でもそれでいいんです!!(川平慈英風)