#46 「今日は良いトレーニングだったな〜!」って?


 

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アスリートやクライアントのトレーニングを指導していて、表題のように思うことたまにありませんか?多分、結構キツ目のトレーニングセッションをアスリートが最後までやり抜いた後に思う場合が多いのではないでしょうか?私自身、たまにそう思ってしまう事があります。しかし、そんな時は「いや、そんな風に考えちゃダメだ!」と自分に言い聞かせるようにしています。

トレーニングによる効果・適応は蓄積されていくもので、一回の良い(キツイ)トレーニングセッションによってアスリートを作り出す事はできません。もちろん、毎回のセッションをベストにする努力を積み上げる事で長期的にトレーニング効果が出てくるのは間違いないですが、キツイトレーニングセッションをやり抜く事が必ずしもベストとは限りません。長期の計画の中で、軽めのトレーニングセッションが必要な時もあり、その場合はアスリートを追い込み過ぎない事、時には歯止めをかけてあげる事が「ベストなトレーニングセッション」につながると思います。

もちろん、長期の計画の中でハードに追い込むことが必要な時期もあるでしょう。そういう時期にキツイトレーニングセッションをアスリートがやり抜いた場合は、ポジティブな声をかけてあげることも必要だと思いますが、コーチの立場としては冷静に長期のプランを忘れることがないように気を付けたい所です。「木を見て森を見ず」状態に陥らないようにしましょう。

残念なことに、キツイトレーニングが良いトレーニングと思い込んでいるアスリートもいて、こちらが提供したプログラムでは物足りないからといって、勝手にセット数を増やしたり、ウエイトを重くしたり、エクササイズを足したりする場合があります。そんな時は「勝手にプログラム変えんなよ!!俺は責任持てないぞ!!」と怒鳴らずに、やさしく説明してあげましょう。 さらに残念なことに、キツイトレーニングが良いトレーニングと思い込んでいるS&Cコーチも世の中にはいるようです。そういう人は・・・もう知りません。

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  • 河森直紀(かわもり なおき) PhD, CSCS

    1979年10月17日 神奈川生まれ 埼玉育ち
    ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチ。

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