#133 ヒップフレクサーをストレッチする時はおなかとお尻に力を入れる

 

ヒップフレクサーつまり股関節屈筋群をストレッチする時は、おなかとストレッチしている側のお尻に力を入れるようアスリートに指導しています。理由は主に2つあります。

 

ヒップフレクサ−のストレッチでおなかとお尻に力を入れる理由 

理由1:骨盤を後傾させてストレッチ強める

おなかとお尻の筋肉に力を入れる事によって骨盤が後傾し、ヒップフレクサーをよりストレッチさせる事が可能になります。

 

理由2:股関節前部の組織を伸ばしすぎない

おなかとお尻に力を入れずにヒップフレクサーをストレッチしようとして、股関節前部にストレッチ感を感じるまで伸ばすと、下の写真のような感じになります。

Sports training wrong hip flexor stretch

股関節に対して膝の位置がめちゃめちゃ後方に位置しているのがわかると思います。この状態で股関節前部に感じるストレッチ感は、ヒップフレクサー(つまり筋肉)が伸びているというよりも、股関節前部の靭帯や関節包などの組織が伸びている事から感じるものだと予想されます。これらの組織が伸びてしまうと股関節前部の安定性が低下して、股関節前部のつまり感etcに繋がる恐れがあります。また、そもそも狙ったもの(ヒップフレクサー)をストレッチできていない状態なので、不適切な方法だと考えられます。

逆に、しっかりとおなかとお尻に力を入れて骨盤を後傾させてストレッチをすると、下の写真のようになるはずです。

Sports training correct hip flexor stretch

1番目の写真と比べると膝の位置がかなり前方にある(ほぼ股関節の真下)のが分かると思います。普通の人だったら、おなかとお尻に力を入れて骨盤を後傾させていればこの状態でもしっかりとヒップフレクサーをストレッチさせる事が可能なはずです。

 

 

まとめ

ようするに、ヒップフレクサーをストレッチする時におなかとお尻に力を入れる事には「ストレッチUP」と「股関節前部の保護」という2つの利点があるという事です。

しかし、上記写真のような片膝立ちの体勢で片側のお尻だけに力を入れるのが苦手なアスリートが意外に多い印象を私は持っています。「お尻の筋群(特に大殿筋)のアクチベーション」と「ヒップフレクサーのストレッチ」は切っても切り離せない関係にあります。お尻にしっかりと力を入れてヒップフレクサーの柔軟性を向上させる事により、さらにお尻の筋群を使えるようになるという好循環を生み出すようにしたいものです。

写真:http://davidlasnier.com/2012/different-hip-flexor-stretches

 

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