#321 やっぱりウエイトトレーニングを競技の動きに近づける必要はない

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今日もMovement Fundamentalsセミナー終了しました。

帰りのバスの中で考えたことをつれづれと書きます。

自分の頭の中で整理したことを忘れないように備忘録として。

 

 

なをきの頭の中 

効率的な身体の動かし方を学ぶのは大事。

だけど、そもそも筋力や柔軟性が不足していると、その「効率的な動き」をやろうと思っても出来ない事がある。

特定の筋群を特定の可動域を使って身体を動かそうとしても、使えるだけの筋力や柔軟性がなければ使えるわけがない。

だからウエイトトレーニングで筋力や柔軟性を向上させて、「効率的な動き」ができる準備を整えてあげるのがS&Cコーチの役目である(ポケットの理論)。

 

しかし、準備を整えるために実施するウエイトトレーニングを「効率的な動き」あるいは「競技の動き」に近づける必要は一切ない。

むしろ、それは逆効果。

ウエイトトレーニングはあくまでもベーシックなSQやDLやRDL等のエクササイズを採用し、健康的に・効率的に・最大限に筋力や柔軟性を向上させてあげるべき。

 

そして、それらの準備が整ったら(あるいは整えるのと同時並行で)、「効率的な身体の動かし方」を練習すれば、パフォーマンスUPに繋がることは間違いない。

それこそがまさにトレーニング効果の転移である。

 

ウエイトトレーニングを競技の動きに近づけると、筋力や柔軟性の向上はあまり期待できないし(扱える重量が小さいし、可動域も小さいから)、トレーニング効果の転移も進むわけではないので、パフォーマンスUPに繋がるわけがない。

二兎追うものは一兎をも得ず!

 

 

まとめ

とある会合で「ウエイトトレーニングそのものを競技の動きに繋げるのが今後の課題だ!」みたいに残念なお話を聞いた直後だったこともあり、「いや、それは違うだろ!」と考えながら本日のMovement Fundamentalsセミナーを受講して、こんなことを帰りのバスで考えてみました。

 

 

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【編集後記】

Bret ContrerasのBodyweight Strength Training Anatomy日本語版が出てました。アスリートが海外遠征でジムにアクセスできない場所に行く時に、自体重中心のプログラムを渡したりするのですが、そんな時に参考になる本です。私は英語Kindle版を持っています。