9/2(日) 爆発的パワー向上の科学的基礎セミナー

#495 ファミマがフィットネス事業に参入するというニュースを見て感じたこと→フリーランスとして個人でやっているなら、大企業と同じやり方では勝てっこない

 

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ファミマがフィットネス事業に参入するという大ニュース!? 

つい先日、ファミリーマートがフィットネス事業に参入するというニュースがメディアを賑わせました。

ファミマが「フィットネス」に参入する理由〜競争激化の「24時間型ジム市場」での勝算は? 東洋経済ONLINE

「日本にもトレーニングをする文化が根づいてきたってことかな〜」「フィットネス人口の拡大に貢献してくれれば、自分も恩恵を受けるかもな〜」なんて最初は呑気に考えていました。「ファミチキ買いに行ったついでに、懸垂3セットくらいやって帰れるなんていいかも・・・」なんて変な妄想をしたりもしました。

でも、よくよく考えてみれば、ファミマのような大企業がフィットネス事業に参入してくるということは、私のように個人でトレーニング指導ビジネスをしているフリーランスS&Cコーチのような人間にとっては、とても大きな脅威です。呑気に構えている余裕なんてないはずです。

サービスをマニュアル化することで均質なサービスを提供し、さらにそれを安価で提供するというのは大企業の得意とするところです。

そして、上記の記事によると、「ドームアスリートハウス」の友岡和彦さんが監修をされているということなので、そのマニュアル化されたサービスの内容もクオリティがだいぶ高くなるものと予想されます。

質の低いトレーニング指導を提供しているパーソナルトレーナーは根こそぎ淘汰されかねません!ま、それはそれでいいんですけど。

 

そこで、このニュースを見たのを良い機会として、私のようなフリーランスS&Cコーチが生き延びるために目指すべき道について、私なりの考え方をまとめてみます。

 

 

フリーランスS&Cコーチが目指すべき道

①単価を安くしない

多くの方に自分のサービスを体験していただきたい、という気持ちで単価を安く設定するのはとても立派です。また、「あまり単価を高くしすぎると誰も来てくれないんじゃないか」と心配するあまり、単価を安く設定されている方もいるでしょう。

しかし、「安さ」をウリにして集客しようとしても、大企業には敵いません。いずれ、大企業にクライアントを取られてしまうでしょう。たとえ、「安さ」で大企業と張り合って、どんどん単価を下げていったとしても、いつかは自分自身がパンクしてしまうでしょう。

したがって、ひとりで活動するフリーランスの立場としては、「安さ」をウリにして大企業と同じ道を歩むことは破滅への道です。絶対に避けるべきです。

となると、「単価を高く設定する」という選択肢しか残されていないのではないでしょうか?たとえ、それがあなたのポリシーとは異なっていたり、自信がなかったとしても、他に選択肢は残されていません。

 

②高い単価に見合う質の高いサービスを提供する

単価を高く設定しても、提供するサービスの質が大企業のそれと変わらないのであれば、クライアントはより安いほうを選ぶはずです。当然です。同じ商品が100円と300円で売られていたら、絶対100円のほうを買うでしょ。

したがって、単価を高くしたうえで勝負するためには、大企業の提供するサービスよりも質の高いサービスを提供できることが大前提となります。

責任感を持って、常にS&Cコーチとして自らを高めるために、本を読んだりセミナーに参加したりといった継続学習に投資をしっかりとしているのであれば、この点は問題ないでしょう。

 

私は普段の食事にはそれほどお金をかけません。自炊をしたり(チンするのがほとんどですが)、安い弁当を買ったり、安いレストランで食べたり。でも、クリスマスとか愛する人の誕生日といった特別な機会には、ちょっと奮発をして少しお高めのレストランを予約します。

また、服装についても、結構ユニクロで買い物をすることが多いです。安い割に、質はそこそこ良いものが揃っているので。しかし、このアイテムは上質のものを身に着けたいという場合は(例:冬のアウター)、5万円以上のブランド物を購入したりします。

つまり何が言いたいのかというと、消費者は安いものを求めている一方で、質の高いサービスにはしっかりとお金を払うものだということです。

「安くて質もそこそこ良いサービス」は大企業にまかせておいて、フリーランスで働く我々は「高価だけど質の高いもの」を提供することを目指すべきです。

「安くて質もそこそこ良いサービス」を求める消費者のほうが数としては多いとは思いますが、ひとり仕事をしているフリーランスであれば、そもそも抱えられるクライアントの数にも限りがあるので、特に問題ないはずです。

 

③自分の提供するサービスの質の高さを発信する

単価を高く設定して、それに見合う質の高いサービスを提供する。そこを目指せば、大企業との競合を避けることができるので、フリーランスとして生き延びることができるはずです。理屈では・・・。

ここで問題なのは、単価を高く設定して質の高いサービスを提供していれば自動的に集客できるわけではないということです。残念ながら、この世の中、真面目に努力していれば報われるとは限らないのです。

なぜかと言うと、S&Cコーチとしての実力、つまり提供するサービスの質の善し悪しが、一般の消費者の方には見分けがつかないからです。

「私は単価は高いですが、そのぶん質の高いサービスを提供しています!」なんて言っている人がいても、どうやってそれを信用すればいいのでしょうか?

たとえば、美容師さんとかであれば、1回カットしてもらって、その髪型を気に入るかどうかなので、実力(=サービスの質)はすぐにわかります。でも、S&Cコーチの場合、トレーニング効果が出るのは時間がかかるし、効果が出たとしても、それがどの程度競技力向上に貢献しているのかもわかりづらいので、実力を評価するのが難しい職業なのです。

だからこそ、フリーランスのS&Cコーチは、自分の提供するサービスの質の高さを積極的に発信していくことが必要なのです。

私にとって、発信のメインツールはこのブログです。

ブログを継続して書き発信することで、私のことをより多くの人に知ってもらうことができます。また、質の高いブログの内容を提供することで、「これだけしっかりした内容を書くのであれば、河森はS&Cコーチとしての実力も高いのだろう」と受け止めてもらうことにも繋がります。

もし私がブログを書かずに一切発信をしていなければ、S&Cコーチとしての私の実力は変わらないはずですが、まわりの人からの評価は全く異なったものになっていたでしょう。

世の中には発信だけが異常にうまいけど中身が空っぽでサービスの質は低いような人もいます。だからと言って、発信することの意義がないなんてことにはなりません。とりあえず自分だけは、発信もしっかりとしつつ、提供するサービスの質を磨き続けていればいいんです。

 

 

まとめ

大企業と同じ「安くて質もそこそこ良いサービス」を狙っている人にとっては、ファミマのフィットネス事業参入というニュースは悪夢のようなものでしょう。しかし、フリーランスとして「高いけど質の高いサービス」を狙っていけば、何も恐れることはありません。むしろ、大企業がフィットネス人口を増やしてくれて、そのうちの何割かがもっと質の高いサービスを受けたいと思ってくれれば、むしろ我々フリーランスにとってはチャンスが広がるはずです。コンビニではなく高級店のような存在を目指しましょう!

 

 

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【編集後記】 

最近は、セミナーに多くの方に参加していただいたり、2月発売予定の本を多くの方が予約注文してくれたり、といったことがあり、うれしい気持ちになっていました。しかし、何より1番うれしいのは、S&Cコーチとしてトレーニング指導をしているアスリートが活躍してくれることだと最近再認識しました。S&Cコーチとしての活動があっての、セミナーや書籍執筆だということを忘れずに、今後も活動を続けていきたいと思います。