9/2(日) 爆発的パワー向上の科学的基礎セミナー

#458 トレーニングをやる意味を説明しても納得してくれないアスリートの対処法

 

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先日のセミナーでは「アスリートはなぜトレーニングをやるのか?」という本質的なお話をしました。

論理的にわかりやすく説明したつもりなので、参加者の皆さんはよくご理解いただけたのではないかと思います。毎回、セミナー後にお願いしているアンケートの結果を見ても、そのような手応えがあります。

そんな中、セミナー最後の質疑応答の時間に、「トレーニングをやる意味を説明しても納得してくれないアスリートがいたら、どのように対処すればいいのか?」という主旨のご質問をいただきました。

せっかくなので、私の回答をブログでシェアします。

 

 

アスリートがトレーニングをやる意味を理解してくれない場合

まず、現在の私は、すべてのアスリートに対してトレーニング指導というサービスを提供しようとは考えていません。そもそも物理的に不可能です。それに、本気で勝ちたいと思っていて、そのためには私が提供するようなトレーニングが必要だと理解できる「脳力」があるアスリートだけ相手にしたいです。

そのために、そもそもトレーニングをやる意味を理解できないORやる気がないアスリートが来ないような仕組みを作っています。具体的には、トレーニング指導の依頼はブログ経由に限定することによって、あらかじめブログを読んでもらい、私のフィロソフィーを知ってもらってから申し込んでもらうという形です。

知り合いにアスリートを紹介された場合も、基本的には私のブログをアスリートに紹介してもらい、本人が納得してから申し込んでもらうようにしています。

#440 クライアントの紹介をしてもらうのはあきらめる。もし紹介してもらったら、私のブログを見てもらうよう先方に伝えてもらう。

したがって、現在の私の立場において、「トレーニングをやる意味を説明しても納得してくれないアスリートがいたら、どのように対処すればいいのか?」という問いに対する答えは、「相手にしない」ということになります。

そんなアスリートに対応している時間とエネルギーがあるんだったら、それを既存のクライアントに使ったほうがはるかに生産的ですし、彼らにとってもフェアなはずです。トレーニングをやる意味を理解して、一生懸命取り組んでいるアスリートに貢献することこそ、私がやりたいことなんです。

 

しかし、それは私が現在フリーランスという立場だからできることだということは理解しています。私も前職においては、そんな大胆なことはできませんでした。

そういう立場にいた時は、目の前のアスリートに対して、トレーニングをやる意味となぜ私が提供するようなトレーニングが必要なのかを丁寧に説明するよう心がけていました。それでも理解をしてもらえず、「体幹トレーニングだけやりたいです」とか言い続けているアスリートもいましたが、十分に説明をし尽したうえで、理解できないアスリートは自然と去っていきました。

前職でのミッションは「日本の国際競技力の向上を支援する」ことであり、アスリートの望むことを与えることではなかったので、それでも良いと割り切っていました。丁寧に説明したうえで、理解してもらえないのであればしょうがないです。そのアスリートが希望する体幹トレーニングのみをやらせていても、日本の国際競技力の向上には繋がらないんですから。

「河森は私が希望したトレーニングを教えてくれない」というクレームもあったようですが・・・。

 

もし、チームに対してトレーニング指導する場合に、一部のアスリートがトレーニングをやる意味を理解できずに積極的に取り組んでくれなかったらどうするか?私だったら、しっかりと取り組んでくれるアスリートを優先してトレーニング指導をすると思います。それで、そのアスリートが体力を向上させてケガをしづらい身体を作り、競技においても結果を残すようになれば、他のアスリートもトレーニングの効果を感じてくれるはずだからです。 

口で説明しても理解できないアスリートに説明し続けても時間の無駄です。しっかりと取り組んでくれるアスリートを優先したほうがフェアだし、そのアスリートが結果を出せば、どんな説明をするよりも効果的なはずです。

 

 

まとめ

上記のような私の回答に質問者が満足してくれたかどうかはわかりません。でも、ちゃんと説明しても理解してくれないアスリートの相手をするのは、人生の無駄だと思いませんか?そんなアスリートに理解してもらえるようになんとかするのは私の使命ではありません。一生懸命トレーニングに取り組んでくれるアスリートを相手にしているほうがやりがいがあるし、私はそういうアスリートの味方でありたいと思っています。

「そんなこと私の立場ではできないよ」と思われる方もいるかもしれませんが、だったら私のようにフリーランスになればいいんです。そうすれば、どういうクライアントを相手にするのかを自分でコントロールできます。そういう決断をするかどうかは、結局、どういう人生を過ごしたいかで決まるんだと思います。

 

 

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【編集後記】

Bリーグのシーズンが開幕しましたね。残念ながら、今シーズンはS&Cコーチとして携わることはできませんでしたが、ファンのひとりとして観戦に行きたいと思います。ただ、特定の推しチームがないのが悩みです・・・。