#343 トレーニング指導に科学的根拠を求めるのは、「選手にラクをさせたいから」ではなく「どうせキツいことをやらせるなら、効果があることをやらせてあげたいから」

 

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石井先生のお言葉

今日は短めに。

東大の石井直方先生の「筋肉の科学」を読んでいて

『楽をしたら強くなれない』というのは昔の指導者の意見であり、根性論であるかのような印象を受けるかもしれません。しかし、これは生理学的にも正論です。

という文章が印象に残りました。

その理由として、筋肉を太く強くするための刺激の1つ「メカニカルストレス」を挙げて説明されています。

ボディビルダーとしても研究者としても実績のある石井先生のお言葉なので、説得力が違います。

 

 

トレーニングに科学的根拠を求める理由

そんな文章を読んで、ふと思ったことがあります。

それは、トレーニング指導に科学的根拠を求めるのは、「選手にラクをさせたいから」ではなく「どうせキツいことをやらせるなら、効果があることをやらせてあげたいから」なんだということです。

私はこれまでにも、S&Cコーチとして学術論文を読み、科学的知見をトレーニング指導に反映させることの重要性を訴えてきました。

参考記事#338 S&Cコーチとして学術論文を読めるようになるまでのプロセス

 

しかし、科学的トレーニングは決してラクをして効果を得るためのトレーニングではありません。

どれだけ科学を駆使しても、トレーニングはキツいものです。それを避けることはできません。

でも、どうせキツいことをやらないといけないのであれば、せめて効果があることをやらせてあげたい、というのがS&Cコーチとしての親心です。良心です。

だから、S&Cコーチの責任として、現時点で集められる科学的知見を集めたうえで、最善と考えられるトレーニングを選択するべきだと訴えたいのです。

 

 

まとめ

ちなみに、キツいトレーニングが不可欠だからといって、何でもかんでもキツいことをやらせていれば良いというわけではありません。勘違いしないようご注意下さい。

参考記事#138 キツいトレーニングは必要?

参考記事#180 体力トレーニングと精神論:「キツい」について

 

※石井先生の本はハンディ版がでているようです↓

 

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【編集後記】

NBAファイナル終わりましたね。やはりバスケは面白い。いつか日本人プレーヤーが出場できるようになるといいですが。