高強度インターバルトレーニングは比較的短時間でエネルギー供給系の能力(無酸素だけでなく有酸素能力も)を向上させる事のできるトレーニング方法です。
その時間効率の良さから、サッカーやバスケのような球技系スポーツや柔道やレスリングのような格闘系スポーツ、さらにはバドミントンやテニスのようなラケット系スポーツでも幅広く用いられている人気のある持久力トレーニングの方法です。
高強度インターバルトレーニングを処方する際に決定する必要のある変数は少なくとも9つあります。
- 運動様式
- 運動強度
- 運動時間
- レスト強度
- レスト時間
- 1セットあたりのレップ数
- セット数
- セット間レスト強度
- セット間レスト時間
目的とするトレーニング効果を引き出すためどうやってこれらの変数を決定するかは、S&Cコーチの経験に基づいている部分が大きいかと思います。経験は重要ですが、やはりある程度の科学的な根拠も欲しいところです。
そんな科学的な根拠を過去の研究のレビューという形でまとめてくれている論文がなんと無料でダウンロードできる事を発見しました。下のリンク先でダウンロードできます。
High-Intensity Interval Training, Solutions to the Programming Puzzle
私がこれまでに読んだ高強度インターバルトレーニングに関するレビュー論文の中ではベストです。超オススメです。持久力トレーニングを処方する立場のS&Cコーチは必読です。
もちろん、論文なので英語で書かれていますが、辞書を片手に苦労をしながら時間をかけて読むだけの価値はあります。
という事で、今日は無料でダウンロード可能なレビュー論文の紹介でした。
2017/2/5追記:上記リンク先をチェックしてみたら無料ではなくなっていました。代わりにResearchGateのMartin個人ページで無料ダウンロードできるようになっていたので、そちらのリンクを紹介します↓
- High-Intensity Interval Training, Solutions to the Programming Puzzle : Part I: Cardiopulmonary Emphasis
- High-Intensity Interval Training, Solutions to the Programming Puzzle : Part II: Anaerobic Energy, Neuromuscular Load and Practical Applications
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