#421 用語の整理:ウエイトトレーニング、レジスタンストレーニング、筋力トレーニング

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スクワットやデッドリフト等のエクササイズを用いたトレーニングを指す用語はいろいろあります。

代表的な呼び方は以下の3つではないでしょうか?

  • ①ウエイトトレーニング
  • ②レジスタンストレーニング
  • ③筋力トレーニング

今日は、これらの用語について、私なりの考え方を整理してみます。

あくまでも私の個人的な意見です。

 

 

用語の整理

①ウエイトトレーニング

「ウエイト」は重量のことです。

ダンベル・バーベル・ウエイトスタックマシン等のトレーニング器具の重量や自体重を負荷として用いて実施するトレーニングを「ウエイトトレーニング」と呼びます。

ウエイトトレーニングというのは、何を鍛えているのかという目的ではなく、何を使って鍛えるのかという手段を指定した呼び方であると捉えることができます。

 

②レジスタンストレーニング

「レジスタンス」は抵抗のことです。

「レジスタンストレーニング」と言った場合、あらゆる種類の抵抗を用いて実施するトレーニング全てを指すことになります。

もちろん「重量」も抵抗に含まれますが、それ以外にも、チューブ等の「弾性」やカイザーマシン等の「空気圧」、Flywheelマシンにおける「慣性」なども含まれます。

したがって、レジスタンストレーニングという呼び方は、ウエイトトレーニングよりも広い意味合いで使う言葉になります。

逆に言うと、ウエイトトレーニングはレジスタンストレーニングの中に含まれていると捉えても良いでしょう。

また、レジスタンストレーニングもウエイトトレーニングと同様に、目的ではなく手段を指定した呼び方になります。

 

③筋力トレーニング

上記①②とは異なり、「筋力トレーニング」と言った場合には、トレーニングの手段ではなく目的(=筋力の向上)に言及した呼び方になります。

筋トレとかストレングストレーニングとか言う呼び方も、基本的には筋力トレーニングと同じものだと捉えてよいでしょう。

 

 

用語の使い分け

正直言って、普段はそこまで意識して上記の用語を使い分けているわけではありませんが、少なくとも知識としては上記のようなものは常に頭の中にあります。

で、あえて使い分けるのであれば、私は筋力トレーニングという呼び方はあまり使いません。

トレーニングの目的が「筋力」の向上に限定されるイメージを与えかねないからです。

実際のところは、筋力向上だけでなく、筋肥大・柔軟性の向上・身体組成の改善・爆発的パワーの向上etcのように、さまざまな目的のために使えるトレーニングなので。

そう考えると、目的に言及する呼び方よりも、手段に言及する呼び方のほうが良いような気がしています。

※例外として、ツイッターでつぶやく時は、文字数の関係で「筋トレ」という用語を使うことがあります。

 

一方、手段に言及する2つの呼び方のうち、正確性を求めるのであれば、レジスタンストレーニングを使っておいたほうが安全です。

すべての抵抗を含んだ呼び方なので間違いないです。

たとえば、ウエイトトレーニングという用語を使っておきながら、空気圧を抵抗として使うカイザーマシンでのエクササイズを紹介したりすると、頭が良くて意地悪な人から「それは厳密に言うとウエイトトレーニングではないですよね?」とツッコまれかねません。

 

ただし、私はこのブログにおいては、最近はあえてウエイトトレーニングという言葉を使うことが多いです。

理由としては、レジスタンストレーニングよりもウエイトトレーニングのほうが一般に浸透していて伝わりやすい用語だと考えているからです。

別に学術論文を書いているわけではないので、正確性よりも伝わりやすさを優先してもいいじゃない♡という気持ちでいます。

特に最近は専門家だけでなく、アスリートも対象にしてブログを書いているので。

それに、私が作成するトレーニングプログラムの中に含まれるエクササイズの90%以上はウエイト=重量を負荷にしているものなので、ウエイトトレーニングという呼び方は100%正確じゃないかもしれないけど、ほぼ正確なんだからいいじゃない♡とも思っています。

 

 

まとめ

ここで紹介した3つの用語以外にも「ウエイトリフティング」とか「パワーリフティング」とかもありますが、そっちはもう競技の名前なので、ちょっと別物かな〜と考えて外しました。

ま、呼び方なんてものは伝われば何でもいいっちゃ何でもいいんですけど。

 

 

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【編集後記】

夏はビルケンシュトックのサンダルの出番が多くなります。