トレーニング指導の契約締結
トレーニング指導というサービスを提供しているので、お申し込みいただいたお客様とは契約を締結することになります。
最近テレビでは吉本興業が契約書をつくらず口頭で所属芸人と契約をしているというのが話題になっています。
法律的には口約束でも契約は成立するらしいですが、やはり、きちんとした契約書を作成したほうが、プロとしてちゃんとしてるように見えますよね。
それに、契約書という書面に残しておくことで、トラブルを防ぎ、お互い納得したうえで、サービスの提供をすることができると思います。
私も2017年に個人事業主として独立をし、トレーニング指導のクライアントを募集しようとなったときには「契約書を作る」という課題に直面しました。
とはいえ、法律の専門知識もない私が契約書をイチから作成するなんて、どこから手を付けて良いのかまったくわかりませんでした。
そんなときに役に立ったのが、トレーニング指導者の専門団体であるNSCAやJATIが提供してくれている資料です。
それらの資料を参考にしながら、なんとかトレーニング指導の契約書を作成したものです。
» 参考:フリーランスのS&Cコーチやパーソナルトレーナーが契約書を作る時に参考になる資料
また、契約書に押印するときに認印だとかっこ悪いと思い、個人事業主として独立するときに実印を作りました。
実印なんて車とか家でも買わないと使う機会がなく、車も家も持っていなかった私は、独立するにあたり急遽実印を作ったのです。
なんとか契約書も作成し、実印も作り、トレーニング指導のお申し込みもいただくようになり、契約を締結するようになりました。
同じ契約書を2枚プリントアウトして用意し、私とクライアント様がそれぞれ両方に記名押印し、割印もしたうえで、お互いに1枚ずつ保存をするという形で契約を締結していました。
初めて作った契約書に、なかなかカッコいい印影の実印を押し、割印なんてしちゃって、ちょっとだけ個人事業主として一人前になった気がしていたものです。
紙ベースからクラウドへ
しばらくは紙の契約書を使って契約を締結していたのですが、時間がたつにつれ、もう少し効率化できないかな〜という気持ちが湧いていきました。
効率化したいということは、裏を返すと「面倒くさい」という気持ちがどこかにあったということです。
紙ベースで契約を締結することの面倒くさいポイントは主に3つです:
- ①毎回、記名していただく必要がある
- ②印鑑をお持ちいただく必要がある
- ③紙で保存しないといけない
まず①について、住所と氏名をクライアント様に記名していただく必要がある、それも2枚の契約書にまったく同じことを書いていただくというのは、ちょっと手間かな〜と考えていました。
また、②のように印鑑をお持ちいただくというのも、クライアント様の立場で考えると面倒くさいだろうな〜とも思っていました。
実際、クライアント様が印鑑を忘れてしまうこともたまにありましたし、私が忘れてしまったこともあります。
そして、署名押印が済んだ後も、紙ベースで保存しないといけないというのも効率が悪いと感じていました。
個人的には、できるだけペーパーレス化を目指しているので、どうにか紙じゃなくデジタルで契約を締結できないだろうか、と考えていました。
そんな中、「クラウドサイン」という契約締結と契約書保管をクラウド上で行えるサービスの存在を知りました。
クラウド上での契約締結で法律的に大丈夫なのか少し不安がありましたが、法律のシロウトなりに調べてみて、大丈夫だろうとの結論に達しました。
まあ、法律的には口約束でも契約は成立するので、クラウド上でも大丈夫のはずなんですが。
少なくとも、私が扱うようなトレーニング指導というサービスの契約締結に関しては、問題ないはずだと考え、紙ベースの契約をやめて、すべてクラウドサインを使った契約締結に切り替えました。
結果として、契約締結についてはかなり効率化が進んだと思います。
私がラクになったというだけでなく、クライアント様のご負担も減ったのではないかと感じています。
上でリストに挙げた3つの面倒がなくなったわけですから。
クラウドサインはフリープランがあり、月5件までは無料で利用できます。
とりあえずフリープランから始めてみて、その使い心地を確かめたうえで、必要に応じて有料プランに移行するかどうかを検討してみるのがオススメです。
まとめ
トレーニング系のブログ記事と比べると、フリーランスとしての働き方系のブログ記事は閲覧数がだいぶ少ないのですが、こういう情報を求めている人は必ずいるはずだと信じて書いています。
少なくとも、フリーランスとして独立した頃の自分だったら知りたい内容なので、数年前の自分に向けて書くつもりで継続していきます。
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【編集後記】
今日は参議院選挙の投票に行きました。若い頃は「自分が投票したって、どうせ政治は変わらないだろ」と思っていましたが、最近は、若い世代の投票率を上げることが政治家へのメッセージになると思って必ず投票に行くようにしています。たとえば、私のような子育て世代の投票率が上がれば、子育て関連の政策が充実して、結果として娘のためになると考えています。とくに投票したい政治家や政党がなかったとしても、「若い世代の投票率を上げる」というためだけでも、投票に行くのは意味があると思います。