#510 【アスリート向け】大きなケガをしたことがないアスリートや生まれ持った才能に恵まれたアスリートは、トレーニングをして「ケガをしづらい身体を作る」ことのメリットを実感しづらいかもしれないけど、スゴイ重要なんです!

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Pexels photo 460550

 

「ケガをしづらい身体を作る 」というメリット

アスリートが体力的なトレーニングをすることで得られるメリットは大きく2つあります:

  • アスリートとしてのポテンシャルUP
  • ケガをしづらい身体を作る

※詳しくはコチラをお読みください↓

» 参考:【アスリート向け】なぜトレーニングをやるの?

 

このうち、後者の「ケガをしづらい身体を作る」という点について、そのメリットがなかなかアスリートに伝わりづらいな〜という印象を私は持っています。

本当はスゴイ重要なんですけど。

 

考えてもみてください。

アスリートとして、どれだけ並外れた才能を持っていたとしても、ケガをしてしまっては試合に出られません。

そして、試合に出なければ、勝つことはできません。

また、ケガをしていては練習をすることもできないので、才能をさらに磨くこともできません。

 

つい先日もTwitterでつぶやいたのですが、NBAのバスケットボール選手デリック・ローズはすごい才能を持っているのですが、膝のケガを重ねていて、近年は思ったほどの時間プレーできていません。

 

サッカー界だと、宮市亮選手が高卒でアーセナルに移籍して、その後ボルトン在籍時にチェルシー相手に左サイドをスピードを活かしてブチ抜いた時は度肝を抜かれたものです。

しかし、彼も膝のケガをしてしまい、近年ではあまりそのプレーを見ることができていません。

 

私、単純にスポーツ観戦が好きなので、いちファンとしてこういう素晴らしい才能を持ったアスリート達のプレーが、ケガのために見られなくなるのは非常に残念でなりません。

私自身はアスリートとして才能の欠片もなかったので、こういった才能がケガによって奪われてしまうのはもったいなくてしょうがありません。

 

 

才能のあるアスリートのほうがケガをしやすい!?

デリック・ローズ選手の動画を見ていただければわかると思いますが、すんごい跳びます。

全身バネ人間のごとくビヨンビヨンと跳びまくります。

宮市選手もスピードが圧倒的です。

相手のディフェンダーだってチェルシーというビッグクラブの選手なんだから足が遅いはずないですけど、ぶっこ抜いています。

 

速く走ったり高く跳んだりというのは、ある程度、持って生まれた才能が大きいと私は考えています。

だからこそ、そういった才能を持ったアスリートの存在は貴重なんですが。

 

その反面、速く走ったり高く跳んだりする才能のあるアスリートは、そうでないアスリートよりもケガをしやすい傾向にあります。

わかりやすいたとえを挙げると、全然スピードが出ない軽自動車よりも、フェラーリのようなスーパーカーのほうが、運転操作を誤った時に事故を起こすリスクが高いということです。

そして、事故を起こした時のダメージも後者のほうが大きいです。

» 参考:【アスリート向け】減速能力やエキセントリック筋力の重要性を理解する

 

ここで1つのパラドックスというかジレンマが生まれます。

速く走ったり高く跳んだりする才能のあるアスリートはケガをしやすいしケガをした時のダメージが大きくなるリスクも高いので、しっかりとトレーニングをしてケガをしづらい身体を作る必要があるのですが、「俺、トレーニングなんてしなくても速く走れるし高く跳べるから、必要ないよ!練習だけやっていれば、いいパフォーマンス発揮できるし」と考えてしまいがちなのです。

たしかに、そういう才能のあるアスリートにとっては、トレーニングを実施するメリットの1つである「アスリートとしてのポテンシャルUP」という点は理解しにくいのかもしれません。

そして、それゆえにトレーニングすることの必要性を感じることもない可能性があります。

 

しかし、そういうアスリートにとっては、もう1つのメリットである「ケガをしづらい身体を作る」というのは非常に重要になってきます。

実際にケガをするまでは、そのメリットを実感することは難しいかもしれませんが、是非ともケガをする前にトレーニングを開始して、ケガをせずに長くその才能をファンに魅せてもらえたらと思います。

 

 

まとめ

実感しづらいでしょうが、トレーニングをして「ケガをしづらい身体を作る」ということはアスリートにとって非常に大切です。

大きなケガをする前に、気づいて取り組んでいただければ。

また、すでにケガをしてしまっていても、適切なトレーニングを実施すれば、ケガの再発のリスクを下げつつ本来のパフォーマンスを取り戻すことは十分可能だと思います。

諦めずに、しっかりと適切なトレーニングに取り組んでください。

 

 

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【編集後記】 

最近、海外のオーディション番組をYouTubeで見ることにハマっているのですが、この女の子のパフォーマンスは鳥肌が立ちます。もう10回以上観ています。スゴイ才能です。