昨日は「ピーキングのためのテーパリング」セミナーを開催しました。
初の土曜開催でした。セミナー開催日時については、今後もいろいろ試してみようと考えています。
セミナーアンケートから強みや独自性が見えてくる
さて、私はセミナーを自主開催する時は、毎回、セミナー後にアンケートへのご協力をお願いしています。
» 参考:セミナー後に「A4 1枚アンケート」を活用してフィードバックをいただく方法
ブログを書いていてもフィードバックをもらう機会がないため(コメントを受け付けていないので)、セミナーアンケートは私にとって非常に貴重なフィードバック源となっています。
アンケートの中には、以下のような質問項目があります:
いろいろなセミナーがある中で、何が決め手となって当セミナーに参加されたのですか?
この問いへの答えを読ませていただくことで、セミナー参加者のみなさんが、私に何を期待しているのかが見えてきます。
特に、他のセミナーと比較して、なぜ私のセミナーを選んでいただいたのかを尋ねているので、その答えを読むことで、私の強みや独自性を確認することができます。
私の強み・独自性
具体的に、セミナーアンケートから読み取ることができる私の強み・独自性は以下のようなものです:
- ①S&Cの王道の内容を提供できる
- ②科学的知見にもとづいていて説得力がある
- ③わかりやすい
①S&Cの王道の内容を提供できる
私が提供する自主開催セミナーのテーマは、最近流行りのファンクショナルトレーニング等とは異なり、「S&Cの王道」ともいえるような内容ばかりです。
あまりにも王道すぎて、独自性(というか希少性)がなくて選ばれないんじゃないか、という不安もあったのが正直なところです。
しかし、フタを開けてみると、S&Cの王道の内容のセミナーが世の中には少ないという現状があり、逆にS&Cのど真ん中をテーマにすることで希少性が生まれるという不思議なことが起こったのです。
セミナーを受ける側として考えてみると、たしかにATACK NETセミナー情報で面白そうなセミナーを探そうとしても、メディカル系の内容ばかりで、S&Cの王道のテーマは少ない印象があります。
» 参考:S&Cコーチだったら、メディカル系セミナーばかり参加せず、まずはトレーニング指導の腕を磨きたいものです
②科学的知見にもとづいていて説得力がある
アンケート結果の数としては、これが一番多いです。
自分としても、博士号を持ちつつ現場でアスリートのトレーニング指導をしているというのは自分の強みだと考えていましたが、実際に周りからもそのように思っていただいているということです。
必ずしも、自分が考える強みと周りから見た強みが一致するとは限らないので、そこが一致しているのが確認できたのは自信になりました。
③わかりやすい
「ブログがわかりやすかったから」「過去に参加したセミナーがわかりやすかったから」というフィードバックも多かったです。
自分としては、わかりやすくお伝えすることにこだわりがあるので、そこが届いていてホッとしているところです。
ただし、わかりやすくお伝えするためには、そのテーマについてかなり深く理解している必要があるので、生半可な知識でセミナーを開催することはできないな、と気を引き締め直しているところです。
強みや独自性は狙って作るのが難しい
セミナーに参加いただいた方からのフィードバックを精査することで、自分の強み・独自性を確認することができました。
ただ、この強みや独自性というのは、狙って作ろうと思っても、なかなか難しいところがあると感じています。
上の3つの例で言うと、S&Cの王道の内容を提供できるのが強み・独自性になるというのは全く考えていませんでした。
むしろ、これでよいのかと不安だったくらいです。
また、「わかりやすい」ということはセミナー講師であれば当たり前だと思っていたので、そこが強みになるというのは意外でした。
科学的知見にもとづく、という点については、唯一、狙って作ったのが成功した部分かもしれません。
したがって、強みや独自性というのは、どちらかと言うと、継続して自分なりのベストの内容を提供しようと継続することによって、自然とにじみ出てくるものだと考えています。
にじみ出てきた段階で、周りからのフィードバックをもらって把握して、その後はそこをさらに磨くよう意識することで、自分の強み・独自性をさらに伸ばしていくことができるのではないでしょうか。
まとめ
自分の強みや独自性がわからないという方は、まずは継続して発信するなりトレーニング指導をするなりしてみてください。
そこに一生懸命取り組んでいれば、自然とあなたなりの強みや独自性がにじみ出てくるはずです。
にじみ出てくれば、周りの方がそれに気づいてくれて教えてくれるようになるでしょう。
自分が「これが私の強みです・独自性です」と主張しても、周りから認められなかったら意味がないので、自然とにじみ出てくるのを待つほうが得策です。
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【編集後記】
最近は音声コンテンツを聞きながらインプット型学習をするのがマイブームです。
特に、仕事のための移動時に大きな効果を発揮します。
歩いている時、電車を待っている時、電車に乗っている時、つねに聞き続けることができます。
「読む」タイプの学習方法だと、歩きながらは無理だし、電車を待っている時と乗っている時の間に一度途切れてしまいます。
逆に考えると、音声コンテンツを販売してみるのも面白いかもしれません。
新たな「話す」事業の1つとして検討したいと思います。