最近、4月から担当になったアスリートの皮脂厚計測をしました。これまでは月1程度のペースで、管理栄養士の同僚がこのアスリートの皮脂厚計測を実施していましたが、それを引き継いだ形です。普通に考えると、計測する人が変わると計測値が大きく変わってしまう可能性が高いので、これまでのデータと今回以降のデータを比較するのは難しいかもしれません。が、今回のケースに限っては計測者間の誤差はそれほどないだろうと考えています。なぜなら前任者も私もISAKという国際基準の方法で計測をしたからです。ISAKについては以前のブログで紹介したのでそちらをご覧ください。
国際基準の方法で計測する利点
今回の経験から感じたのは、ISAKのセミナーに参加して国際基準の方法を身につけておいて良かったな〜ということです。皮脂厚の計測にはいろいろな方法・計測器具・計測箇所等が存在するので、違った方法で実施した場合には全く異なるデータを得ることになり、今回のケースのような「引き継ぎ」は不可能になります。これは皮脂厚計測に限った話ではなく、あらゆる体力測定に当てはまることでしょう。また、計測値を例えば本やネットや論文で報告されている基準値等と比較しようとする時は、同じ計測方法を用いていることが前提になります。ま〜別に「国際」基準である必要はないかもしれませんが、広く受け入れられている何らかの基準にもとづいて体力測定を実施することには色々な利点があると思います。
時には、自分が置かれた状況に応じて測定方法をアレンジしたいこともあるでしょう。それはそれでメリットがあると思いますが、基準とされる方法を用いて得られたデータと比較することができなくなるというデメリットもあるので、メリットとデメリットを良く見極めたうえで判断することが必要です。
まとめ
特にまとめようがありませんが、ISAKのセミナーに興味を持たれた方はこちらをお読み下さい。
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