私のオススメ書籍の1つである「Tapering and Peaking for Optimal Performance」の日本語版が出版されたようです。
テーパリング&ピーキング 最適なパフォーマンスのために
まず始めに告白しておきますが、私はこの日本語版を読んでいません。
なので、翻訳の質については保証できません。
本屋で立ち読みをして、翻訳の質が満足できるかどうかを確認してから、購入するかどうか決めることをオススメします。
「うちの近所の本屋に置いてないから、ネット購入せざるをえない!」ってな感じで、立ち読みして確認できない場合は、コチラのサイトで書籍サンプルをPDFで閲覧できます。
日本語訳の質がどうあれ、内容の質は間違いありません!
すべてのS&Cコーチにオススメします!
原著の「Tapering and Peaking for Optimal Performance」はテーパリングの研究において世界的にも第一人者であるDr. Mujikaによって書かれており、現時点では、このテーマについて書かれている唯一の専門書だと言えます。
少なくとも、私はこのテーマで書かれた他の本を知りません。
もし、そんな本が存在したとしても、Dr. Mujika以上にこのテーマについて本を書くのに適任の人物は思いつかないので、現時点ではテーパリングについて書かれたベストな本であると断言していいでしょう。
私も今年1月に開催されたNSCA国際カンファレンスで「ピーキングの捉え方とプログラムデザイン」というテーマで講演をしましたが、その準備段階では「Tapering and Peaking for Optimal Performance」を大いに参考にさせてもらいました。
また、去年のリオ五輪に向けて、私が担当していた2名のアスリートのテーパリング計画を立てる段階でも、「Tapering and Peaking for Optimal Performance」を何度も読み返して勉強をし直したものです。
まとめ
私、基本的には原著を英語で読むことをオススメするスタンスです。
翻訳というプロセスを間に挟むと理解が難しくなるケースが多いので。
したがって、テーパリングについて勉強したい方には、原著の「Tapering and Peaking for Optimal Performance」を英語で読むことが1番のオススメです。
もし、英語で読んで理解する自信がなければ、日本語訳の「テーパリング&ピーキング 最適なパフォーマンスのために」をまずは読んでみると良いでしょう。
それで内容が理解ができればそれでいいですし、もし日本語訳がビミョーで理解が難しいようであれば、「日本語訳の質が・・・」なんて文句言ってないで英語で本を読む練習を始めるキッカケになるかもしれません。
ちなみに、英語がどうとか日本語訳の質がどうとかとは関係なく、内容そのものが難しくて理解ができない場合もあるかもしれません。
Dr. Mujikaは研究者ですし、この本は過去のテーパリングに関する研究内容をまとめたものという感じなので、現場でトレーニング指導をしているS&Cコーチには少し取っ付きにくいかもしれません。
そんな方に耳寄りな情報です。
私は現在、テーパリングについて本を執筆しています。
現場のトレーニング指導者向けに、テーパリングを実際に計画する時の考え方を中心に解説をしています。
内容的には、Dr. Mujikaの本よりも読みやすいはずです。
日本語訳の質の問題も心配する必要ないですし。
発売日が決まったら本ブログでお伝えします。
2020/12/30追記:テーパリングに関する本を出版しました。そちらも合わせてお読みいただければ。
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【編集後記】
ロコモコとガーリックシュリンプを堪能しました。