GS Performance加賀さんのツイートにインスパイアされて、ブログ記事を書いてみます。
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— GS Performance Kaga (@gs_performance)
スポーツにおける効率の良い動き
スポーツで勝つためには、効率の良い動きを追求することが重要です。
たとえばマラソンのような持久系競技において、効率の悪い動きをしていては、どれだけVO2maxやら乳酸閾値やらが高くても、勝つことは難しいでしょう。
一方、ウエイトリフティングのような筋力・パワー系競技においても、効率の悪い動きをしていては、どれだけ筋力が強くても持ち上げられる重量は制限されてしまいます。
したがって、スポーツの練習においては、自分が現時点で持っている身体能力を最大限に活用するため、効率の良い動きを身につけようと試行錯誤する必要があるわけです。
ウエイトトレーニングにおける効率?
では、ウエイトトレーニングにおいても、効率の良い動きを追求する必要があるのでしょうか?
答えを先に言うと、必ずしもそんなことはありません。
そもそも、ウエイトトレーニングにおいて「効率の良い動き」と言った場合、より高重量を持ち上げられる動きやフォームを指すことになるでしょう。
しかし、できるだけ高重量を持ち挙げるフォームを追求すると、自分の強い筋肉を活かすようなフォームになるはずです。
たとえば、お尻と比べて大腿四頭筋が相対的に強い人が効率を求めてスクワットをすれば、大腿四頭筋を使うようなフォームになるでしょう。
できるだけ重い重量をスクワットするのが目的なのであれば、そのようなフォームが効率的ということになるのかもしれません。
しかし、お尻を強化するためにスクワットをやるのであれば、そのようなフォームを使っていては効率的に狙ったトレーニング効果を得ることはできません。
たとえ挙上重量が大幅に下がったとしても、無理してお尻を使うようなフォームでスクワットをするほうが、効率的に筋力強化を図ることが可能になるはずです。
・・・とそんなことを書いていたら、すでに同じようなことを書いていたのを思い出しました。
» 参考:できるだけ重い重量を挙げるためのフォーム vs. できるだけ健康的に効率よくトレーニング効果を上げるためのフォーム
まとめ
パワーリフターやウエイトリフター以外のアスリートがウエイトトレーニングをやる場合、重い重量を持ち挙げるのが目的なのではなく、筋力や柔軟性等の体力を強化するという目的を達成するための手段としてやっているはずです。
となると、より高重量を持ち挙げるための「動きの効率」を追求するよりも、中・長期的にトレーニング効果を得られるような「トレーニング効果の効率」を追い求めるべきではないでしょうか?
そのような視点を持っていれば、おのずと「ウエイトトレーニングにおける正しいフォーム」も見えてくると思います。
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【編集後記】
やはり、「有名アスリートをブログで取り上げると閲覧数が伸びる」法則は健在でした。錦織選手には全仏に向けて頑張ってほしいですね!