私はこれまでにも、持久系競技のアスリートがウエイトトレーニングを実施することの重要性を訴えてきました。
実際に、持久系競技のアスリートがウエイトトレーニングを取り入れることのメリットは研究によっても支持されていますし、そのような研究結果も本ブログで紹介してきました。
しかし、私なんかが個人のブログで科学的根拠を示しながらいろいろと発信したところで、ウエイトトレーニングの重要性がイマイチ広がっていかないな〜と感じています。
動画の紹介
そこで、私がゴチャゴチャ言うよりも何百倍も何千倍も影響力が大きそうな動画を紹介します。
陸上競技5000mと10000mでロンドン五輪とリオ五輪で金メダルを獲得したモハメド・ファラー選手がウエイトトレーニングをやっている動画です。
トレーニングのフォームが適切かどうかは置いておいて、これだけの実績のあるスーパースターがウエイトトレーニングをやっている様子を見るだけでもインパクトがあるでしょう。
ただでさえ強いのに、ウエイトトレーニングまで取り入れてるんだから、日本の中・長距離走の選手がウエイトトレーニングやっていなかったら、差を縮めることなんて無理なんじゃないでしょうか?
まとめ
トップ選手がやっていること全てが効果があるわけではありませんが、ウエイトトレーニングが持久系競技にとっては有効であるというのは科学的にも支持されているので、やらない理由はないはずです。そして、どうせやるなら、正しいやり方でやってもらいたいものです。正しいやり方を知りたい方は、以下のブログ記事を読んでみてください。
#403 持久系アスリートだからといって、ウエイトトレーニングを低負荷・高回数でやらせるなんて、シロウトの考えです
#86 『特異的になりすぎない』:持久系アスリートに対してレジスタンストレーニングを処方したり指導したりする時のフィロソフィー①
#87 『Stress is additive』:持久系アスリートに対してレジスタンストレーニングを処方したり指導したりする時のフィロソフィー②
#88 『エクササイズの漸進性:ProgressionとRegression』:持久系アスリートに対してレジスタンストレーニングを処方したり指導したりする時のフィロソフィー③
#89 『正しいフォームを重視』:持久系アスリートに対してレジスタンストレーニングを処方したり指導したりする時のフィロソフィー④
#90 『5つの基本動作パターン』:持久系アスリートに対してレジスタンストレーニングを処方したり指導したりする時のフィロソフィー⑤
#91 『高重量✕低レップ』:持久系アスリートに対してレジスタンストレーニングを処方したり指導したりする時のフィロソフィー⑥
#92 『Get Long, Get Strong』:持久系アスリートに対してレジスタンストレーニングを処方したり指導したりする時のフィロソフィー⑦
#93 『シーズン中もレジスタンストレーニングを続ける』:持久系アスリートに対してレジスタンストレーニングを処方したり指導したりする時のフィロソフィー⑧
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【編集後記】
明日はトレーニング科学会でパネリストを務めます。日本で学会に出るのは初めての経験です。もしかしたら最初で最後になるかも。