#808 【アスリート向け】「〇〇って何がいいですか?」という質問に対する答えの99%は「場合による」

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このブログでもお伝えしたように、自宅兼ジムを建てようと計画中です。

» 参考:【自宅兼ジムを建てたい】①考え始めたキッカケ

 

人生で一番高い買い物をするわけなので、後悔しないように、自分なりにいろいろと勉強をしています。

調べ始めてみると、注文住宅で家を建てるには、決めないといけないことがめちゃくちゃたくさんあるな〜と驚かされています。

大変すぎて心が折れそうですが、自分と家族にとっての理想の暮らし・働き方を実現するためだと自分に言い聞かせて、なんとか踏ん張っているところです。

 

 

「〇〇って何がいいですか?」という質問に対する答えの99%は「場合による」

自分があまり詳しくない分野について、いろいろと決めることがある場合に、「〇〇って何がいいですか?」って聞きたくなっちゃうんですよね。

その背景には、「〇〇はコレがベストです!!」みたいに答えをビシッと断言してほしい、という気持ちがあるわけです。

たとえば、住宅ローンは変動金利と固定金利のどちらがいいですか?とか、1種換気と3種換気のどちらがいいですか?とか。

 

実際にYouTubeとかを見ていると、「〇〇はこれにしろ!!」みたいにビシッと断言している人もいます。

ただ、いろいろと調べてみて感じるのは、「この人の発信は信頼できるな」と思う専門家の多くは、あまり断言していないんですよね。

むしろ、「それは場合によります」みたいな感じで、歯切れの悪い答えをされている場合のほうが多い印象です。

「なんだよ〜、結論を教えてくれよ〜」って気持ちにもなるんですが、よくよく考えてみると、たしかに場合によってベストの選択は変わるもんだよな、と納得する自分がいたりします。

 

これって、自分の専門分野に当てはめて考えてみると、わかりやすいんです。

たとえば、アスリートから「3セットx10レップと3セット✕5レップ、どちらがいいですか?」と聞かれても、「場合による」としか答えようがありません。

「ジャンプ力を高めるためのエクササイズって何がいいですか?」と聞かれても、「場合による」としか答えようがありません。

「試合前のテーパリングは2週間くらい前から徐々に練習・トレーニング負荷を減らせばいいんですよね?」と聞かれても、「原則としてはそれで正しいけど、実際のところは場合による」としか答えようがありません。

 

実際のところ、これらの質問に対して最適な答えは、トレーニングの目的とか、アスリートのトレーニング歴とか、トレーニングに費やせる時間・頻度とか、シーズン中なのかそうでないのかとか、トレーニングで使える施設・器具とか、専門家の指導を受けられるのかどうかとか、によって変わります。

それらを踏まえたうえで、目の前のアスリートにとってベストの方法を選択して提供することこそ、専門家の役割だということです。

だから、同業者で「〇〇はコレがベストです!!」と断言している人を見ると、胡散臭いな〜と思ってしまうんですよね。

 

そのように、自分にとっての専門分野に当てはめて、サービスを提供する側から考えると、「〇〇って何がいいですか?」という質問に対する答えの99%は「場合による」ということになるんですよね。

 

 

消費者として、じゃあ、どうすればいいの?

サービス提供者として考えると、断言することが難しいというのは事実です。

まあ、「これはあきらかにダメだ」というものに対しては「それはやめたほうがいい」と断言できるんですけど。

 

とはいえ、消費者の立場に戻ってみると、「いや〜、たしかに断言できないことを断言しないのは誠実な姿勢なのかもしれないけど、こっちはいろいろと決めないといけないんだから、どうすればいいのさ?」って思います。

おそらく、そういうときに消費者の立場としてできることは、大きくわけて2つあるでしょう:

  • ①専門家にお金を払って、自分の状況においてベストの選択を分析してもらう
  • ②原理原則を学んだ上で、最後は自分で決める

 

①専門家にお金を払って、自分の状況においてベストの選択を分析してもらう

「場合による」というのであれば、「私の場合」では何がベストなのかを専門家に相談して分析してもらう、という解決策があります。

ただ、個別の状況を分析したうえで、専門的な知識や考え方・経験をもとに分析をして解決策を提示してもらうのであれば、そこには対価が発生するのが当然です。

お金を払ってでも、専門家から自分の場合に何がベストなのかを決めてもらいたいなら、そういう選択肢もありでしょう。

 

 

②原理原則を学んだ上で、最後は自分で決める

注文住宅を建てるハウスメーカーはその道の専門家ではありますが、その一方で、売上をあげる必要がある営利企業でもあります。

だから、「私の場合」では何がベストなのかをハウスメーカーに相談しても、こちらにとっての利益だけでなく会社の利益も含めた答えが返ってくる可能性があります。

そういう場合は、利害関係のない第三者的な立場の専門家にお金を払って相談するのがよいのでしょうが、余分にお金がかかってしまいますし、そもそもそういうサービスを提供している会社はあまり多くない印象です。

 

じゃあ、どうすればいいのさ、ってことで、できることは、自分で原理原則を学んだ上で、最後は自分で決める、ということです。

実際、私も注文住宅についていろいろと勉強していますが、最終的には施主の考え方やどういう生活・暮らしを優先するのかによってベストの選択は変わる、みたいなことは多い気がします。

つまり、最終的には自分で決めないといけないんです。

ただし、まったく知識のない状態で素人考えで決めるのは危険なので、最低限の知識は身に付ける必要があります。

そこへの投資は惜しまないほうがいいでしょう。

私も注文住宅関連の本を買いまくって勉強しています。

 

なにより、原理原則を自分で学んだ上で自分なりの哲学を構築しておけば、自分と相性がよく信頼できるハウスメーカーも見つけやすいはずです。

 

 

まとめ

トレーニングと注文住宅の話がごっちゃになってしまいましたが、結局何が言いたいのかというと、表題のとおりです。

「場合による」という答えが正しいケースがほとんどだ、ということです。

非専門家の立場としては、断言してほしいという気持ちもあるでしょうが、断言してしまっている専門家はちょっと胡散臭いな、誠実ではないかもしれないな、と疑ってみたほうがいいかもしれません。

 

「場合による」という答えが正しいケースがほとんどだ、ということを認識したうえで、じゃあ、目の前の場合において何がベストなんですか?っていうのを分析できるのが専門家です。

お金を払ってでも、専門家に自分のケースを分析してほしい、という方は、専門家に頼ってみるのも選択肢の一つです。

自分にとって適切なトレーニングのやり方を知りたいアスリートは、ぜひ、私のトレーニング指導を受けてみてください。

 

また、専門家に頼るとしても、適切な専門家を選ぶためには、自分で最低限の知識は身に付けておいたほうがいいでしょう。

お金を払って無能な専門家に頼って結果がでないことほど無駄なことはありません。

私のブログは競技力向上のためのトレーニングについての情報が無料でたくさん掲載されているので、まずは過去記事を読んで勉強されることをオススメします。

 

 

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【編集後記】

昨日、スタバでベンティサイズ(一番大きいサイズ)のアイスコーヒーを飲んだら、その後しばらくはおしっこするたびにコーヒーの香りが漂っていました。現場からは以上です。