初開催のPerform Better Japan Summit
先週末の土日に、帝京大学八王子キャンパスでPerform Better Japan Summitが開催されました。
Perform Betterというのはトレーニング用具を販売しているアメリカの会社で、その日本法人がPerform Better Japanです。
アメリカでは、3日間に渡って開催されるPerform Better Summitというイベントが年に複数回あり、2~3個の講義(実技や座学)が同時進行で行われていて、好きな講義を選んで受講できるようになっています。
イメージとしては、NSCAのカンファレンスを民間の会社が主催しているような感じです。
3日間という短期間で、有名なS&Cコーチや理学療法士等の講義をまとめて数多く受講できるのがメリットで、アメリカでは多くの方が参加されている人気イベントです。
私も、一度だけ、Rhode Islandで開催されたSummitに参加しましたが、なかなか面白かったです。アメリカ留学時代の友達にも会えたし。
今回は、Perform Better Summitの日本バージョンが初めて開催されるということで、注目をしていました。
プログラムの内容や講師陣を眺めていて特に興味を惹かれたのは、バスケ男子日本代表を指導されている阿部勝彦さんの講義でした。
私がBリーグチームの指導を始めたタイミングと重なったこともあり、代表チームではどのようなコンセプトでどのようなことをやっているのかを知りたかったのです。
2日目しか参加できないのに迷わず参加を決めることができた理由
土日の2日間に渡って開催されるPerform Better Japan Summitへの参加を検討していた時、私は1日目は仕事の都合で参加ができず、行くとしたら2日目しか参加ができない状況でした。
幸い、阿部さんの講義は2日目に予定されていたので、そちらを受講することはできそうでした。
しかし、Perform Better Japan Summitの参加費は「2日間で25,000円」という形だったので、2日目だけの参加だと、もったいない気がしないでもありませんでした。
でも、私は参加を決めました。
おそらく、昔の私であれば「2日目しか参加できないのに2日分の参加費を払うのはもったいないから、今回はやめておこう」と思っていたはずです。
しかし、今回は「もったいない」と思うことなく、参加することを迷わず決めることができました。
その決断をすることができるようになった理由は2つあります。
- 自分が自主開催するセミナーの参加費(単価)を高めに設定している
- インベスターZという漫画を読んで「損切り」という考え方を学んだ
①自分が自主開催するセミナーの参加費(単価)を高めに設定している
私自身、セミナーを自主開催しており、その単価は他の一般的なセミナーより高め(最近だと税込で21,600円)に設定しています。
※「高め」とは言っても、私の提供するセミナーの内容や質は、一般的なセミナーと比べてもはるかに高いと自負しており、実質的には安いくらいだと思っています。
したがって、それと比べれば、興味のある阿部さんの講義を聞くためだけに25,000円を払うのは、それほど高いとは感じませんでした。
それだけ払って聞く価値があると私は感じたということです。
自分自身が高めの単価でサービスを提供していることで、自分が知りたいと思う知識やスキルに対して迷わず対価を支払うことができるようになったという良い循環がうまれている気がします。
②インベスターZという漫画を読んで「損切り」という考え方を学んだ
インベスターZという漫画があります。投資をテーマにした漫画です。
その漫画の中で、「損切り」という考え方を説明するエピソードがあります。
具体的に言うと、チケットを買って観始めた映画がつまらなかった場合に、もったいないからといって最後まで観るのではなく、つまらないと感じたら途中で映画館を出て、その時間を他のことに使ったほうがよいという考え方です。
なるほどな〜と思わされました。以前の私だったら、もったいないからとりあえず最後まで映画を観るという選択をしていたはずです。
この考え方を知ってから、私の自己投資に対する姿勢も変わりました。
たとえば本を読むときも、昔は最初から最後まで勉強になる内容であってほしいという気持ちがありましたが、今では、一部だけでも勉強になる内容があれば、その本を購入することにためらいはありません。
今回のPerform Better Japan Summitも、たとえスケジュール的に2日間すべて参加できたとしても、阿部さん以外の講義に興味がわかなければ、2日間分の参加費を払ったうえで、阿部さんの講義だけ聞きに行くという選択をしていたことでしょう。
実際は、仕事の都合で1日目は行けなかったのですが、「損切り」という考え方を知ってからは、1日しか参加できないのに2日間分の参加費を払わないといけなかったとしても、目当てである阿部さんの講義さえ聞ければよいという考え方をすることができるようになりました。
まとめ
セミナーに参加するかどうかを判断する時に、「払った分の元を取らないともったいない」とか「元を取れないなら、もったいないからそもそも参加するのをやめよう」といった考えが昔はありました。
しかし、最近は、「もったいないからという理由で、本当に聞きたいセミナーを聞き逃すことのほうがもったいない」と考えられるようになりました。
フリーランスという立場になって、自己投資を売上に繋げることが可能になったからこそ、できるようになった考え方かもしれません。
みなさんも参加するセミナーを決める時に参考にしていただければ。
ちなみに、Perform Better Japan Summitについてはもう一つエピソードがありまして、2日目の午前中に阿部さんの講義を聞いたあと、他の講義にも参加していたのですが、お腹の調子が悪くピーピー状態になったので途中で帰りました。
昔であれば「せっかく参加費を払ったんだから、最後まで参加しないともったいない!」と考えて、痛いお腹を我慢しながら最後まで残っていたかもしれませんが、今の私はスッパリと途中で帰る決断をできるようになっていました。
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【編集後記】
トレーニング指導の時にかけているメガネを買い換えようか検討しています。今かけているメガネは少し重くて、長時間かけていると鼻あての部分が痛くなってくるのです。以前にかけていたメガネは軽くてそのような問題はなかったので、それと同じタイプのものを購入しようかな。