先日「S&Cコーチとして押さえておきたい考え方」セミナーを実施しました。
このテーマでのセミナー実施は5回目で、前回実施してから7ヶ月ぶりとなりました。
5回も繰り返し話している内容なので、ほとんど頭の中に入っているはずですが、正直言って細かい部分は忘れてしまっている内容もありました。
今回、セミナーで話すために事前にスライドの見直し・修正・追加を行い、セミナー当日も参加者にわかりやすく伝わるよう集中してお話をしたことで、私自身にとっても勉強をし直す良い機会になりました。
セミナーを終えてみて、「セミナー講師の自分のほうが参加者よりも勉強になったんじゃないか?」という感覚を持ちました。
実際、「人に教える」というのは最強の勉強法なんじゃないかと思っています。
「人に教える」という勉強法
自分で物事を学んで理解するだけよりも、他の人に教えるほうがはるかに難しいです。
きちんと「人に教える」ためには、教える本人がそのトピックについてしっかりと理解しておく必要があります。
中途半端な理解では、すぐにメッキが剥がれてしまうし、わかりやすく伝えることは不可能です。
本を読んだり話を聞いたりして、なんとなく理解できているつもりのトピックがあったとしても、いざ人に教えようとするとアタフタしてしまうという経験をされた方も多いと思います。
ある意味、「人に教える」ことができるかどうかで、自分が理解できているかの確認にもなるということです。
最近読んだ「学びを結果に変えるアウトプット大全」という本でも、「教える」ことが最も自己成長につながる「最強のアウトプット法」であると紹介されていました。
実際に、人に教えることを前提に勉強するほうが、記憶力がアップして学びの効果が上がるらしいです。
また、セミナーでいちばん勉強になり、成長するのは、受講者や参加者ではなく、講師であるとも述べられており、私の考えは間違っていないと勇気づけられました。
セミナー自主開催は最強の勉強法
「人に教える」機会は、学校の先生でもしていないと、なかなかありません。
仲間内で勉強会を実施して、参加者が持ち回りで教える立場になるというのも1つの方法かもしれません。
しかし、私は「セミナー講師として対価をいただいて人に教える」ことをオススメします。
対価をいただくという緊張感・プレッシャーがあると、ネタ集め・セミナー準備・当日のトークへの真剣度が数倍アップします。
そして、その結果として、より大きく成長することが可能になります。
ただし、セミナー講師の依頼をいただく機会はそれほど多くありません。
それに、セミナーのタイミングやテーマについては、自分ではコントロールできません。
となると、セミナーを自分で開催してしまうのが一番手っ取り早いです。
私は今年は月1回の頻度でセミナーを自主開催していますが、外部からの依頼を待っているだけでは、それほどの頻度で「セミナー講師として対価をいただいて人に教える」という経験を積むことは難しいです。
実際、今年、外部から依頼をいただいてお話をする機会は1回だけの予定です(12月に北海道でやります)。
まとめ
セミナーを自主開催すれば、価値を提供することができ、自分の売上にもなり、さらに勉強にもなります。一石三鳥です。
こんなに素晴らしい勉強法は他にはありません。
なかなかプレッシャーもあるし大変ではありますが、トレーニングと一緒で、自分に過負荷をかけることで成長ができるはずです。
「いや〜、自分が人に教えるなんて無理だよ」なんて思わずに、ちょっと背伸びするくらいの気持ちでやってみてはいかがでしょうか?
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【編集後記】
昨日は井上尚弥選手のボクシングの試合をテレビ観戦しましたが、1ラウンドでのKOすごかったですね。
あまりにもすごくて「早っ!強っ!」としか言えませんでした。