#792 話す・書く等の伝える仕事においては、主張・理由・事実の3つを意識する

 

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昨日「コンカレントトレーニング入門セミナー」をオンラインで実施しました。

新作テーマだったので、準備に時間がかかりましたが、なんとか満足できる出来に仕上がりました。

セミナー終了後は、いつもどおりワキ汗びっちょりんこで疲労困憊になりました。

 

 

話す・書く等の伝える仕事においては、主張・理由・事実の3つを意識する

私がセミナーでお話をするときには、以下の3点を伝えるように意識しています:

  • ①主張
  • ②理由
  • ③事実

これはセミナーのように話す仕事だけでなく、本の執筆等の書く仕事にも当てはまります。

ようするに、何かを伝えるときに意識していること、です。

 

①主張

「主張」というのは、話す・書く仕事で最終的に伝えたい「メッセージ」のことです。

たとえば、コンカレントトレーニングは例としてはわかりづらいので、アスリートにとっての睡眠の重要性を訴えるケースを例に挙げて解説していきます。

 

そのような場合に伝えたいメッセージ、つまり「主張」は、「アスリートはしっかり寝ましょう!」ということです。

この「主張」の部分については、突き詰めて考えていくと、一行で表現できるくらいシンプルなものに行き着くはずです。

もし、自らの「主張」をシンプルに表現できないようなら、ご自身のなかで伝えたいメッセージが固まっていないのではないか、と疑ってみたほうがいいでしょう。

 

また、この「主張」はできるだけ具体的なもののほうが、より強いメッセージとして伝わりやすくなります。

たとえば、「アスリートはしっかり寝ましょう!」よりも「アスリートは8時間寝るようにしましょう!」のほうが具体的でより明確なメッセージです。

後者のほうがアスリートの行動を変えることができる可能性は高いでしょう。

 

 

②理由

「アスリートは8時間寝るようにしましょう!」という主張を伝えるだけで、アスリートが「よし、8時間寝るぞ!」と思ってくれて行動を変えてくれるのであれば、簡単です。

わざわざセミナーをやったり、本を書いたりする必要なんてありません。

ツイッターの140文字で十分です。

 

しかし、現実はそう簡単ではありません。

「は?なんで8時間も寝ないといけないんだよ?」と思われることがほとんどでしょう。

そこで重要になってくるのが「理由」です。

たとえば、「睡眠時間が短いとケガをしやすくなる」とか「睡眠時間が短いとパフォーマンスが落ちる」等の理由を提示することができれば、アスリートが行動を変えてくれる可能性は高まります。

 

そして、この「理由」はできるだけ論理的であることが大切です。

たとえば、「アスリートは8時間寝るようにしましょう!」と主張する理由として「睡眠時間が短いとお肌に悪いから」と言われても、いまいちしっくり来ませんよね。

仮に「睡眠時間が短いとお肌に悪い」というのが事実だったとしても、アスリートにとっての睡眠の重要性とは論理的に結びつかないので。

 

インターネットやSNSの発展により、個人が容易に「主張」を発信することができるようになりました。

その結果、同じトピックについて正反対の主張を目にする機会も増えました。

どちらの主張を信じていいのかわからず、情報を調べる前よりも混乱してしまう、なんてことも珍しくありません。

 

そんなときに、どちらの主張を信じるかの判断材料となるのが「理由」です。

理由を提示することなく主張だけをする人よりも、理由を提示している人のほうが信用できます。

また、正反対の主張をしている両者がともに理由を提示している場合は、より論理的で納得できる理由を提示している人のほうを信じたくなるでしょう。

 

そう考えると、これからの時代は、「主張」と「理由」をセットで伝えたり発信したりすることが、ますます重要になってくるはずです。

 

 

③事実

主張と理由をセットで伝えても、その理由がそもそも正しいのかどうかを疑われる場合もあります。

たとえば、「睡眠時間が短いとケガをしやすくなる」とか「睡眠時間が短いとパフォーマンスが落ちる」という理由を説明しても、「それって本当なの?何を根拠に言っているの?」と思われるかもしれません。

※個人的には、情報をインプットするときには、そのくらい疑り深い姿勢で臨むほうが好ましいと思っています。

 

そこで必要になってくるのが、理由に対する根拠です。

そして、この根拠は、数字・データ・研究結果等の、できるだけ客観的な「事実」にもとづいていることが重要です。

たとえば、「睡眠時間が短いとケガをしやすくなる」「睡眠時間が短いとパフォーマンスが落ちる」という理由の根拠となる客観的なデータ(事実)が存在していなければ、その理由の信憑性は低くなってしまいます。

※実際はいくつかの科学的根拠が存在します。

» 参考:【論文レビュー】睡眠時間が8時間未満だとケガのリスクが高まる

» 参考:睡眠不足が連日続くと持久系パフォーマンスが低下するけど、たくさん寝ると逆にUPする

 

私がセミナーで話したりするときには、できるだけ論文という形で報告されている研究結果を「事実」として紹介するようにしています。

そのために、セミナーの準備をするときには大量に論文を読み込んでいます。

かなり大変な作業ですが、博士号を持っているS&Cコーチである私に期待されているのは、そういうところだと思うので、なんとかがんばってやっています。

 

 

まとめ

話す・書く等の伝える仕事をするときに私が意識している3つのこと(主張・理由・事実)について紹介しました。

これらは私が以前から重視していたことでしたが、より明確に意識するようになった(言語化されて認識できるようになった)キッカケは以下の本を読んでからです。

 

発信をしたり伝えたりする仕事をされている方は、参考にしてみていただければ。

 

 

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【編集後記】

Amazonプライム・ビデオで「呪術廻戦」を観始めてしまいました。今のところは、まあまあ面白いかな〜くらいの感想です。

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