#310 【継続学習】継続学習は「磨く」と「仕入れる」の2つをサイクルさせることが重要

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私は、S&Cという業界に身をおいている者として、常に知識やスキルを向上させることを意識しています。S&Cコーチとして進化するか退化するか、二つに一つです。現状維持なんてありえません。進化をしないこと、それはイコール退化だと考えています。

過去にも「継続学習」についての考え方を本ブログで紹介しているので、そちらも読んでみてください。

 

 

知識やスキルを向上させる方法

S&Cコーチとして知識やスキルを向上させる方法はいろいろありますが、そのタイプを大きく分けると「既存の知識やスキルを磨く」と「新しい知識やスキルを仕入れる」の2つに分類されるのではないかと思います。

 

①既存の知識やスキルを磨く

新たな知識やスキルを仕入れずとも、1回1回のトレーニング指導に全力で取り組み、目の前のアスリートとしっかりと向き合って色々と工夫を重ねることで、エクササイズのコーチングスキルやキューイングを向上させることはできます。アスリートからいろいろと気づきをもらうこともあります。そうした日常のトレーニング指導を手抜きしてしまうと、成長は見込めません。

このようなタイプの継続学習は、既存の知識やスキルを「磨く」もの、という表現がふさわしいように思います。

 

②新しい知識やスキルを仕入れる

一方で、日常のトレーニング指導業務とは別に、本を読んだり、DVDを観たり、論文を読んだり、セミナーに参加したり、といった活動に投資をすることで、新しい知識やスキルを「仕入れる」ことも重要です。大幅に自分の知識やスキルを向上できるのは、こちらのタイプの学習方法だと思います。

 

 

「磨く」と「仕入れる」をサイクルさせる

この2つのタイプの継続学習方法はどちらのほうが優れているとか劣っているとかいう類のものではありません。両方とも必要で、両方をうまくサイクルさせていくことで、最大限の効果が望めると思います。

たとえば、本を読んだりセミナーに参加したりして、新たなエクササイズのやり方やその指導方法をおぼえたとしても、すぐに身につくことはほとんどありません。「仕入れる」タイプの学習をやっただけで満足していてはダメなんです。新たに仕入れたエクササイズを自分の身体でやり込んだり、アスリートに教えながら「あーでもないこーでもない」と試行錯誤しながら、常に頭を働かせてより効率的に指導できるように自らのスキルを「磨く」という姿勢が大切です。

「新たに仕入れたもの」を「磨く」ことで、それがようやく自分のものになっていくのです。後者のプロセスを怠ってはいけません。

 

 

まとめ

継続学習において、「磨く」と「仕入れる」をうまくサイクルさせることで、最大限に知識やスキルを向上させることができる、というお話をしました。

そういう観点で考えると、今の私は「学習」がメインの活動だった学生時代よりも恵まれた学習環境にいると思います。まず、学生の頃よりも経済的に余裕があるので「仕入れる」活動に投資をするのが容易です。また、日常的にアスリートのトレーニング指導をしているので、新たに仕入れた知識やスキルを「磨く」ことも容易です。そういう意味では、このサイクルが非常にうまく回っている恵まれた環境にいることを感謝しないといけませんね。

 

 

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【編集後記】

忘年会シーズンのカラオケボックスの廊下やトイレはカオスです・・・。