#744 ちゃんとお金を払ってセミナーに参加したほうが学習効果がUPする

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オンラインセミナーが増えてきた

新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインセミナーを実施する人が急に増えました。

私もその一人です。

ただ、私の場合は、セミナー自主開催自体はこれまで継続してやっていたので、提供する形式を対面型からオンラインに変更しただけです。

しかし、他の多くの方は、これまでセミナー自主開催そのものをやっていなかったけど、今回の状況をキッカケにしてオンラインセミナーを始めたものと思われます。

 

私はこれまでも、S&Cコーチをはじめとする専門家がセミナーを自主開催することをオススメしてきたので、この状況は好ましいものだと考えています。

ぜひとも、急場を凌ぐためだけにやるのではなく、これをキッカケに今後も継続してセミナーを自主開催していただきたいものです。

学びを求めている人にとっては選択肢が増えますし、セミナー講師側も知識の整理や伝えるスキルUP等のメリットがあるはずです。

 

 

無料のセミナーだと、いまいち貪欲に学ぶ気持ちが湧いてこない

私もここ2~3ヶ月の間に、オンラインセミナーをいくつか受けてみました。

移動も必要ないし、自宅でリラックスして受講できるし、何より無料のセミナーが多かったので気軽に申し込みやすかったです。

 

ただ、セミナーを提供する立場でもある私からすると「無料でセミナーを提供して何のメリットがあるんだろう?」と不思議でしょうがないのですが・・・。

セミナーを始めたばかりで自信がないからトライアルのつもりで無料で提供しているのかもしれません。

あるいは、セミナーが終わった後に高い商品を売りつけようとしているか(つまり、セミナーは集客の手段)。

 

どちらにせよ、受講する立場からすると、無料のセミナーは気軽にポチッと申し込みボタンを押しやすいことは間違いありません。

しかし、実際にそうした無料オンラインセミナーを受講してみて気づいたことがあります。

それは、セミナーを受講する時に、「少しでも多くのことを学び取ってやろう!吸収してやろう!」というギラギラとした意欲が湧いてこないということです。

つまり、学びに対する貪欲さが薄くなってしまっている感覚があるのです。

 

べつにセミナーの内容が退屈だからというわけではなく、セミナーの質の良し悪しにかかわらず、そんな感じです。

「オンラインセミナーという独特の形式により、自宅でリラックスしながら受講できるのが原因かな〜?」とも考えたのですが、どうやらそうでもなさそうです。

というのも、ある程度高い参加費を払って参加したオンラインセミナーでは、支払った分の元を取ってやろうと集中して受講することができたからです。

 

つまり、「お金を払っていない」ことが原因のようです。

自分で意識しているわけではないのですが、無意識のうちに「どうせ無料だから」という気の緩みみたいなものがあったのかもしれません。

本当に学びたいテーマで、この人の話を聞いてみたいと思える講師のセミナーであれば、たとえ無料でも集中して受講できるはずですが、それでも高い参加費を払ったときと比べると、やはりギラギラとした貪欲さみたいなものは少し低下してしまう気がします。

 

「お金を払わないと貪欲に学ぼうと思えないなんて、それは河森の意識が低いだけじゃねーか!」と思われるかもしれません。

たしかにそうかもしれません。それは否定できません。

しかし、ほんの一握りのめちゃくちゃ意識高い人たちを除けば、大多数の人は私と同じようなものなのではないかとも思います。

私の学びに対する貪欲さが著しく劣っているとも思えません。

 

 

ちゃんとお金を払ってセミナーに参加したほうが「元を取ってやろう」と考えて学習効果がUPする

そう考えると、なんでもかんでも無料のほうがお得というわけではないんですよね。

むしろ、しっかりとお金を払って、「元を取ってやろう」と貪欲に学ぶことができたほうが、結果としてプラスになることのほうが多いと感じます。

得した気分を味わうためにセミナーに参加するわけではなく、何かを学び取るためにセミナーに参加するわけですからね。

 

だから私は、自分が支払うセミナー参加費の中には、「『これだけ払ったんだから、その元を取ってやるぞ!』と考えて学習効果がUPする代金」みたいなものが含まれていると考えるようにしています。

お金を払わないで何も学ぶことができないよりも、お金を払って知識や考え方を学んだほうがメリットは遥かに大きいですからね。

 

べつに、セミナー主催者が値付けをするときに、そのような代金を考慮に入れて決定しているというわけではありません。

おそらく、そんな代金をセミナー参加費に含めようと考えているセミナー主催者なんていないはずです。

あくまでも、セミナーを受講する側が、勝手にそのように捉えておくと、しっかりとお金を払ってセミナーに参加しやすくなるし、そのうえで多くを学ぶこともできるはずだ、ということです。

 

 

まとめ

セミナーに参加するのであれば、ちゃんとお金を払ったほうが、結果として学習効果がUPして、自分にとってのメリットになりますよ、というお話でした。

たとえ「河森さんだったら特別に無料でセミナーにご招待しますよ!」と言われても、そのセミナーがもともと私が参加したいと考えていたものだったら、そのオファーはありがたいけどお断りして、しっかりとお金を払って参加します。

つい最近も、セミナーではないんですけど、自らのインプットのためにとあるサービスを購入したところ「河森さんだったら無料でいいので返金しますよ!」と言っていただいたのですが、お断りして気持ちよくお金を払わせてもらいました。

逆に、興味のないセミナーだったら、たとえ無料で招待されても行きません。

お金を払うから参加してくれ、というのであれば理由次第では考えますが(コンサルタントとしてアドバイスをしてほしいとか)。

 

これはセミナーに限らず、自分の知識やスキルをUPするために行うインプット活動全般に当てはまることだと思います。

「このセミナー・本・動画教材etcは興味あるけど、ちょっと高いな〜」とためらったときは、むしろお金を払ったほうが学習効果がUPして自分のメリットになるんだ、と自分に言い聞かせてみてください。

それができると、インプットが劇的に進むようになるはずです。

 

ちなみに、私は相場と比べると参加費が高めのセミナーを提供しているので、今日の記事はポジショントーク的な部分があることは否定しません。

しかし、私自身が、しっかりとお金を払ってセミナーに参加し、そのインプット効果について体験しているからこそ、躊躇せずに私が主催するセミナーの値付けをできているのは間違いありません。

そして、自分が値段の高いセミナーを提供しているからこそ、興味のあるセミナーがあったら値段が高くても気持ちよくお金を払って受講することができて、学習効果を高めることにも繋がっています。

つまり、「受講者としてちゃんとお金を払ってセミナーに参加し学習効果を実感する→それを経験しているからこそ、セミナー主催者として自信を持って単価を高く設定できている→自分が値段の高いセミナーを提供しているからこそ、興味のあるセミナーにお金を払うことをためらわない→・・・」という好循環が私のなかでは生まれているのです。

 

 

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【編集後記】

昨日は「爆発的パワー向上の科学的基礎セミナー」をオンラインで実施しました。参加費が27,500円のセミナーでしたが、8名の方にご参加いただきました。

このセミナーは私が最も自信のある内容であり、自信をもってこの値付けをしました。

今日の記事でも書いたとおり、ご参加いただいた方は「27,500円の元を取ってやる!」という高い意欲をもって受講いただけたのではないかと思います。

また、セミナーを提供する立場としても、27,500円もの大金をいただいているのだから、それに見合った、あるいはそれ以上の価値を提供せねば、という義務感が生まれて、セミナーテーマについて自分の持っている内容をすべて絞り出してやるという気持ちで全力を出し切ってお届けすることができました。

お互いにとってまさにWin-Winな状況でした。

4時間話し続けた後は、魂が抜けたかのように疲れきってしまいましたが・・・。