#601 フリーランスS&Cコーチがセミナーを自主開催するなら単価を高めに設定すべき5つの理由

 

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セミナーの参加人数を増やすために単価を下げる!?

先週末は「非持久系競技のためのHIITセミナー」を自主開催しました。

今回は、ありがたいことに、セミナー告知をしてからすぐに、定員の16名に達する参加者の方々にお申し込みをいただきました。

HIITは人気のあるテーマなので、関心を持たれている方が多かったのだろうと思います。

 

その一方で、テーマによっては、自主開催セミナーの参加人数が定員に達しない場合もあります。

一番少なかった時で、参加者が2名ということがありました。

私としては、参加人数が少なかったとしても手抜きをせず、全力でセミナーを実施し、お支払いいただいた参加費に見合うだけの価値を提供できるよう努力をしているつもりです。

極端な話、参加者が1名だけであったとしても、人数が少ないからという理由でセミナーをキャンセルつもりはありません。

その方だけに全力で価値を提供するために、しっかりとセミナーを開催するつもりです。

 

ただ、やはり参加人数が少ないと不安になることもありました。

とくに、私が自主開催するセミナーにおいては、同じ分野の他のセミナーと比較して、単価を高めに設定していることもあり、「高すぎるのかな?もう少し安くしたほうがいいのかな?」と思うこともありました。

しかし、そんな不安な気持ちになっていたのは過去のことです。

今では、自主開催セミナーの参加人数を増やすために単価を下げようと思うことはありません。

実際、単価設定はそのままでも、先週末に開催した「非持久系競技のためのHIITセミナー」には多くの方にご参加いただいたわけです。

「値段の高い・低い」ではなく、問題を抱えている方に価値のある情報や解決策を提供できるかどうかが大切だと今では考えています。

 

 

フリーランスが自主開催セミナーの単価を高めに設定すべき理由

私が自分で開催するセミナーにおいては、同じ分野の他のセミナーと比べて、単価をあえて高めに設定しています。

同じ分野の他のセミナーの値段については、ATACK NETのセミナー情報掲示板でちょくちょく偵察をしています。

また、私自身が参加者としてセミナーに参加した時には、支払った参加費とそこから得られた価値を比べながら、「この程度の内容でこのくらいの参加費だったら、自分が提供できる内容だったらもっと参加費を高めに設定しても大丈夫だろう」と考えたりもしています。

 

自主開催セミナーの単価を高めに設定するのは、私だからできているわけではなく、フリーランスとしてセミナーを自主開催するのであれば、すべての人がやるべきことです。

その理由について説明していきます。

  • 理由①:フリーランスとして売上を増やすには単価を上げるしかない
  • 理由②:それだけの価値を届けられるはず
  • 理由③:単価に見合う価値を提供しようと努力をすることで腕が上がる
  • 理由④:本当に学びたい人だけが来てくれる
  • 理由⑤:自分のモチベーションを維持するため

 

 

理由①:フリーランスとして売上を増やすには単価を上げるしかない

売上は「単価×数」で決まると言われています。

大きな会社であれば、「単価を安くしておいて数を売る」という戦略をとることもできます。

しかし、私のようにフリーランスとしてひとりで働いている場合は、数を増やすことが難しいので、単価を上げるしかありません。

「そんなこと言ったって、あまり高いと誰も来てくれないかもしれないじゃないか」と不安に思われるかもしれません。

それでも、フリーランスとして働いている限りは、単価を上げるしか選択肢はありません。

そこは覚悟を決めて、単価を上げても参加してもらえるように、他のセミナーよりも高い価値を提供できるよう努力するしかありません。

腹を決めましょう。

 

 

理由②:それだけの価値を届けられるはず

フリーランスとしてセミナーを自主開催しているくらいの人であれば、自分ならではの価値を届けるだけの能力・知識・経験があるはずです。

「自分にはそれなりの価値を提供できる」という自信がなければ、そもそもセミナーなんて自主開催していないはずです。

だから、自分に自信を持ちましょう。その価値は決して安いものではないはずです。

私がやっているように、参加者として同じ分野の他のセミナーに参加してみて、それと比べたらもっと高い価値を提供できると自分に言い聞かせてみるのもオススメです。

 

 

理由③:単価に見合う価値を提供しようと努力をすることで腕が上がる

単価を高めに設定しておくと、自分自身にプレッシャーをかけることができます。

「こんなにお支払いいただくからには、それに見合うだけの価値を提供せねば」という責任感が強まり、セミナー準備により真剣に取り組むはずです。

トレーニングで言うところの「過負荷」が自分にかかっている状態です。

私も今回の「非持久系競技のためのHIITセミナー」の開催に向けての準備ではかなり精神的にも追い込まれて、セミナーが終わった後はドッと疲れが出てしばらく放心状態でした。

そのくらい過負荷がかかっていたということです。

そうした過負荷を自分自身にかけることで、セミナー講師として、そしてS&Cコーチとしての腕が上がります。

 

自主開催セミナーで選んだテーマについては、ある程度詳しいはずです。詳しくなければテーマに選ばないはずですから。

しかし、いくら詳しいとはいっても、自分の持っている知識がいまいち曖昧で、系統立てて説明することができないというケースは結構多いです。

そんな時に、「自分の持っている知識を、セミナー参加者の方々にわかりやすく伝えるためにはどうすればいいだろう?」とトコトンと突き詰めて考えることによって、もともと持っていた自分の知識を整理することができます。

セミナーで話をしてアウトプットすることは、知識の整理にはとてもいいんです。

そして、セミナーで話す内容が知識として整理されるということは、S&Cコーチとしてアスリートのトレーニング指導の腕を上げることにも繋がります。

 

セミナー講師という仕事をして、対価をいただいたうえで、自分の腕を上げることができるなんて最高じゃないですか!

フリーランスとして、こなすことができる仕事の量に限りがある立場としては、そのような一石二鳥の仕事を増やしていきたいものです。

そして、単価を高めに設定して「過負荷」を強めにかけたほうが、より腕も上がるはずです。

 

 

理由④:本当に学びたい人だけが来てくれる

私がオーストラリアで大学院生だった時に、学部生向けの授業でティーチングアシスタントのバイトをしていました。

ウエイトトレーニングの実技を教えるクラスだったのですが、真面目に学ぶ意欲がある学生は全体の2〜3割程度のみ。

残りの多数の学生は、とりあえず単位だけ取れればいいみたいな感じでした。

日本で大学生をしていた経験から考えると、それは日本もオーストラリアも変わらないな〜という印象でした。

意識の高い学生を教えるのは楽しかったのですが、それ以外の学生を相手にするのが私にとっては苦痛で仕方ありませんでした。

「俺って大学の教授とかは向いてないな」と思ったのもその時です。

 

だから、私が自主開催するセミナーにおいても、学ぶ意欲の高い方々だけに参加していただきたいと思っています。

そういった方々に価値を届けることこそ、私が自主開催セミナーで成し遂げたいことなのです。

 

私自身が受講者としての立場で参加するセミナーを決める場合、本当に学びたい内容のセミナーであれば、多少参加費が高くても申し込みますし、できるだけたくさん持ち帰ろうと真剣に参加します。

一方、無料とか安いからというだけの理由で参加したセミナーにおいては、内容に満足することは少なく、話を聞く真剣度も低くなってしまいます。

だから、逆に私がセミナーを自主開催する時は、単価を高く設定し、それでも価値があると信じてお申込みをいただいた方たちに対して、全力で価値提供をしたいのです。

良いお客様に来ていただくために、単価を高く設定するということです。

 

 

理由⑤:自分のモチベーションを維持するため

しっかりと価値を届けようと考えてセミナーを準備すると、それなりに大変です。

どういう構成・流れでお話をすればわかりやすく伝わるかをトコトン考えて、それに合わせてスライドを作るだけでもかなりの時間と労力がかかります。

かなり大変な作業ですが、それをこなすことでしっかりと対価をいただけるのであればモチベーションを保つことができます。

逆に単価を低く設定してしまうと、無意識に手を抜いてしまうかもしれません。

「参加費も安いんだから、この程度の内容でいいでしょう」なんて態度では、参加者の方に失礼です。

であるならば、自分が手を抜かずに時間と労力をかけて全力でセミナーの準備をしたうえで、その対価として納得できるだけの単価を設定しておくことが大切です。

 

 

まとめ

今回はセミナー自主開催における単価設定についてのお話をしました。

ただ、フリーランスS&Cコーチとして活動しているのであれば、今日お話した考え方は、すべての事業や仕事に当てはまります。

とくにトレーニング指導業については、まったく同じ議論が当てはまるはずです。

ひとりで活動しているS&Cコーチの参考になれば幸いです。

 

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【編集後記】

テレビドラマ「半沢直樹」の原作である小説「オレたちバブル入行組」を読み直しています。読むのは2回目ですが、やはり面白いです。