昨日、私の新刊「競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方」を特別販売ページで予約開始したことをお伝えしました。
早速多くの方にご予約をいただいていると出版社からもご連絡がありました。
ありがとうございます!河森は泣いて喜んでおります!
今日のブログでは、新刊の内容について、少しだけ詳しく説明したいと思います。
新刊「競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方」で伝えたかったこと
新刊で書いている内容は、タイトルの通り「考え方」です。
ウエイトトレーニングの具体的なハウツーものではありません。
今回発売になる本で書いた「考え方」というのは英語でいうところの「Why」にあたります。
本ブログでも一貫して主張してきましたが、「適切なHowやWhatはWhyによって決まる」というのが私のフィロソフィーです。
HowやWhatを「手段」、Whyを「目的」と置き換えて言うこともできます。
私が何よりも重視している「考え方」について、これまでブログやセミナーで伝えてきたことの集大成のつもりで書きました。
なぜ、私がここまで「考え方」を重視して、伝えたかったのかについては、本の「まえがき」で詳しく説明しています。
その「まえがき」の全文掲載の許可を出版社からいただいたので、詳しくはそちらをお読みください。
新刊「競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方」で書いている内容
この本のベースになっているのが、私が自主開催しているセミナーのテーマの1つ「S&Cコーチとして押さえておきたい考え方」です。
こちらのセミナーにご参加いただいた方にとっては、聞き覚えのある内容になっていると思います。
ただ、セミナーを何度も繰り返し実施してそのたびに修正を加え、さらに本にする段階でさらに時間を使って深く考えたので、過去にセミナーにご参加いただいた方にとっても、お読みいただく価値のある内容になっていると自信を持って言える出来になっています。
書籍にするうえで、議論を単純化するために、対象を「ウエイトトレーニング」に絞りました。
しかし、基本的な考え方は、それ以外のタイプのトレーニング(例:持久力トレーニング)にも十分当てはまるものです。
タイトルに「ウエイトトレーニング」と入ってはいるものの、そこはあまり気にしすぎないでいただければ。
具体的な内容については、目次をご覧ください。
1. 練習 vs. トレーニング
1-1 練習とトレーニングは主目的が異なる
1-2 技術と体力はまったくの別物か
2. ウエイトトレーニングの定義
2-1 トレーニングを指す用語の分類
2-2 ウエイトトレーニングを指す用語の使い分け
3. アスリートがウエイトトレーニングをするべき理由
3-1 競技スポーツの目的は「勝つ」こと
3-2 他のタイプのウエイトトレーニングとの違い
3-3 練習だけで勝てるなら,ウエイトトレーニングをする必要はない
3-4 練習だけではできないことを,練習から離れて,練習とは別に実施する
3-5 練習とは別にウエイトトレーニングを実施して達成できること
4. トレーニングは競技力向上にどのように貢献できるか
4-1 アスリートとしてのポテンシャルを広げる
4-2 ケガをしづらい身体づくり
4-3 アスリートとしてのポテンシャルを広げるためのトレーニングと,ケガをしづらい身体づくりのためのトレーニングは別物か
5. トレーニングが競技力向上に繋がるまでのプロセス
5-1 入力→ブラックボックス→出力
5-2 超回復理論 vs. フィットネス−疲労理論
5-3 トレーニング効果の転移
5-4 ブラックボックスの振る舞いに影響を及ぼす要因
5-5 体力以外に競技力に影響を及ぼす要因
6. トレーニングの原則
6-1 漸進性過負荷の原則
6-2 特異性の原則
6-3 バリエーションの原則
まとめ
今回のブログ記事をお読みいただければ、新刊「競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方」を読むことで、どんな知識を得ることができるのか、なんとなく想像がついたのではないでしょうか。
まあ、飲み会1回分よりも安いはずなので、ローコストの投資だと思って、ぜひご予約をお願いいたします。
※2020/9/16追記:特別販売ページでの受付を終了しました。今後は、お近くの書店か、オンライン書店でお買い求めください。
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【編集後記】
「本当の自由を手に入れるお金の大学」という本を読んで以来、著者がやられているYouTube動画を見まくっています。ちょっとした家事をやるときに、「ながら学習」みたいな感じで聞き流していますが、めちゃめちゃ勉強になりますね。ただ、動画数が多すぎて、ぜんぜん追いつかない・・・。