#706 2019年に読んでよかった本ベスト5

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こちらも毎年恒例になりつつありますが、2019年ラストのブログとして、今年読んでよかった本を5冊選んで紹介します。

ちなみに、再読したものは含まず、今年はじめて読んだ本の中から選出しています。

 

 

2019年に読んでよかった本ベスト5

順不同で紹介していきます。

 

弱虫ペダル

いきなりマンガです。

単純にマンガとして面白かったのと、トレーニング指導のクライアントさんで自転車選手がいらっしゃるので、その競技について学んだり、会話のキッカケになったりしました。

あまり詳しくない競技について知るうえでは、マンガを読むというのは有効だと思います

» 参考:マンガを読んで、トレーニング指導を担当しているアスリートの競技について詳しくなる

 

 

超一流になるのは才能か努力か?

これはつい最近読み終わったばかりの本なのですが、大当たりでした。

トレーニング効果を競技力向上に繋げるためには「トレーニング効果の転移」というステップが必要ですが、それを促進するのは頭を使って工夫をして練習をすることです。

では、頭を使って工夫をして練習するって具体的にどうすればいいのか?についてのヒントが詰まっている本でした。

個人的には、S&Cコーチよりも技術コーチに読んでもらいたい本です。

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健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方

私はネット上のトレーニング関連情報でおかしいと思うものを見つけたら、ブログやツイッターでおかしいと言ってしまうタイプです。

一方で、「トレーニング業界発展のためにも、狭い世界でお互いに批判し合うのはやめましょう」とか「業界内で批判しあっていると、外から見た印象が悪くなるからやめましょう」みたいに言っている人もいます。

個人的には「おかしいことをおかしいと言って何が悪いんだ」と思っています。「おかしいことを放っておいたほうが業界の発展の妨げになるだろう」とも。

また、実名をさらけ出しておかしいと指摘しているので、その批判が的はずれだったら自分の評価が下がるという自覚を持って指摘しています

匿名で安全な場所から文句言っているわけではありません。

 

昔からそのようなスタンスでブログを書いたりツイッターでつぶやいたりしてきました。

今年はとくに、医療業界でも同じような問題が存在していることに気づき、間違った情報が拡散されてしまうことに対抗して、どうにかしようと奮闘されている方々がいることに気づきました。

で、医療業界の状況やそれに対してどのように対応しているのかについてSNSやブログや本で調べるようになってたどり着いたのがこの本です。

トレーニング業界にも参考になることが多く書かれていたのに加えて、病院にかかりうる患者の1人としても、間違った情報に踊らされないように気をつけないと怖いなと考えさせられた1冊でした。

 

 

データ分析の力 因果関係に迫る思考法

学術論文を読めるようになるうえで知っておきたい内容が書かれています。

 

論文を読めるようになりたいS&Cコーチは必読です。

全部読み必要はなく、第1・2・7章だけ読めばOKです。

以前に紹介した「「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法」と合わせて読むと、研究デザインについての理解がグッと深まるはずです。

 

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義

私はブログを書いたり本を書いたりしているので、文章の書き方についても勉強するようにしています。

とくに私が意識しているのは「ストーリー」です。

データや自分の意見をただ羅列するのではなく、意味のある情報の繋がりとしてお伝えすることを目指しています。

そちらのほうが理解しやすいと考えてのことです。

そうした私の考え方を、もっと具体的に、万人に適用できるように言葉として説明してくれているのが本書です。

文章を書く機会のある方にはオススメの1冊です。

» 参考:「話す仕事」「書く仕事」では、「ストーリー」を意識すると伝わりやすくなる

 

個人的にはぜひともKindle版を発売してもらいたいのですが、2012年出版の本書が2019年時点で紙版しか販売していないことから考えると、今後もKindle版が発売される可能性は低いでしょうね。

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まとめ

私の専門であるストレングス&コンディショニング(S&C)関連の本はランクインしませんでした。

S&C関連の良書は数が少ないということでもあるのでしょう。

私自身、現在、S&C関連の本を執筆中なので、本ブログ読者の皆様の2020年読んでよかった本ベスト5にランクインできるよう、がんばって仕上げたいと思います。

 

ちなみに、自分で本を書いていて強く感じるのですが、これだけ時間と労力をかけて書いた本がわずか数千円で発売されるというのは、悲しいものがあります。

数万円くらいの価値があるんじゃないかと思うこともあります。

しかし、裏を返せば、わずか数千円で著者の考えや知識を手に入れることができる読書というのは、非常に投資効率のよいインプットであるとも言えます。

執筆側の立場を経験することで、もっと読書をしてやろうという気持ちになれたので、それはそれで良しとしておきましょう。

みなさんも、どんどん読書をしないともったいないですよ。

 

 

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【編集後記】

今年は娘が生まれ、私の中で勝手にプチ育休と決めて仕事量を減らして育児に多くの時間を割いてきました。結果として、売上は昨年よりも少し減りそうですが、かなり家にいる日が多かったわりにはそこまで減らなかったな〜という印象です。2020年はもう少し仕事量を増やして、売上もアップさせていこうと思います。