#814 【アスリート向け】トレーニング迷子にならないためにプロ野球選手もトレーニングについて勉強しましょう

 

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トレーニング迷子になっているプロ野球選手の報道が増える季節

12月に入り、2021年も残すところあと1ヶ月となりました。

この時期になると、シーズンが終了したにもかかわらず、プロ野球選手のオフ中の動向がニュースを賑わせます。

シーズン真っ只中のバスケBリーグなんかよりもよっぽど報道量が多く、プロ野球人気の高さをまざまざと見せつけられます。

 

それと同時に、トレーニングの方向性で迷子になっていると思われるプロ野球選手の報道が増えるのもまた、この季節の特徴です。

もはや「冬の風物詩」と呼んでもいいくらいです。

たとえば、自体重でスクワットを1000回やるとか、体重を増やすためにラーメンを食べる・夜寝る前にお菓子を食べるとか、ウエイトトレーニングをやめて走り込みまくるとか、短期間で一気に体重を減らすとか。

 

トレーニング指導の専門家である私から見ると、「その方向性でトレーニングしてもうまくいかない」のは明らかです。

ただ、プロ野球選手はトレーニングの専門家ではないので、その辺りの判断が難しいんだろうと思います。

だから、トレーニング迷子になっちゃうプロ野球選手が多いのだろうと。

 

じゃあ、どうすれば、トレーニング迷子になることを防いで、正しい方向性でトレーニングを進めることができるのでしょうか?

答えは、アスリート自身もトレーニングについて勉強して、最低限の「リテラシー」を身につける、ということです。

リテラシーとは?
読み書き能力。また、ある分野に関する知識やそれを活用する能力。 

【出典】大辞林

これについては、過去のブログ記事でも解説しているので、そちらを読んでみてください。

» 参考:【アスリート向け】アスリートも「トレーニング情報リテラシー」を身に付ける必要があるのでは?

 

 

トレーニングについて勉強を始めたプロ野球選手が直面する2つの問題

プロ野球選手がトレーニングについての勉強を始めようと思ったら、とりあえずはネットやYouTube等で検索をして、無料で手に入る情報を片っ端から読んだり観たりするところから始めるケースが多いでしょう。

そこで恐らく直面するであろう問題が2つあります:

  • ①トレーニング情報を発信する人によって言っていることが違う
  • ②どこまでトレーニングについて勉強したらいいのかわからない

 

①トレーニング情報を発信する人によって言っていることが違う

トレーニングについて勉強を始めたプロ野球選手が最初に直面する問題は恐らくコレです。

ある人は、「〇〇トレーニングをやるべき!」と主張しているのに、別の人は「〇〇トレーニングは効果ないし危険だからやってはいけない!」と言っている、みたいな状況です。

せっかくトレーニング迷子にならないためにトレーニングの勉強を始めたのに、余計混乱してもっと迷子になっちゃうわけです。

「だったら勉強なんてやめてやる!!」と投げ出したくもなりますよね。

気持ちはスゴイわかります。

 

私も今、自宅兼ジムを建てようとしている最中でして、まずは「家づくり」についてのリテラシーを高めようと勉強を始めたのですが、人によって言っていることが真逆なんてケースもあって、どの情報を信頼していいのか混乱しました。

もうパニックですよ。

「うおー、なんで同じ建築士の資格を持っているのに、人によって言っていることが全然違うんだ!!」みたいな感じです。

でも、私はそこで投げ出さずに、とりあえず辛抱強く勉強をし続けて、いろいろな人の発信をインプットし続けました。

自宅兼ジムを建てるっていうのは人生をかけたプロジェクトなわけですから、そんな簡単に諦めるわけにはいかなかったのです。

で、とりあえずたくさんの情報を浴びるようにインプットし続けていくと、次第に「あ、この人の言っていることは信用できそうだな」「この人は胡散臭いな」というのがなんとなく見極められるようになってきました。

 

だから、プロ野球選手のみなさんも、トレーニングについて勉強を始めた直後は混乱する時期があるかもしれませんが、そこで諦めずに、勉強をし続けてください。

いろんな人の発信を浴びるようにインプットし続けてください。

だんだんと信頼できそうな発信者の見分けがつくようになってくるはずです。

プロ野球選手にとっても、適切なトレーニングをして成績向上に繋げたり、ケガをせずにより長くプレーを続けられるようになるかどうかは、人生がかかっていることのはずですから、できるはずです。

 

私の場合、まずは「あ、この人の言っていることは信用できそうだな」と思える人を一人見つけて、勝手に家づくりにおける私の「メンター」に任命しちゃいました(私の中で勝手にそう決めただけですが)。

そして、その人のYouTube動画やブログ記事や本etcを片っ端から観たり読んだりして、さらに知識を深めました。

つまり、最初のうちは浅く広く情報を収集して信用できそうな「メンター」を探し、ひとたび「メンター」が見つかったら、その人が発信している情報を深堀りしていった、という形です。

同じ戦略は、トレーニングについてのリテラシーを高めようとしているプロ野球選手も使えるはずなので、参考にしていただければ幸いです。

 

ちなみに、何を基準に「あ、この人の言っていることは信用できそうだな」と判断したのかを振り返って考えてみると、「主張や発言に『根拠』があるかどうか」です。

実際のところ、家づくりに関しては素人の私が、その「根拠」が本当に正しいのかどうかを判断するのは難しいです。

それでも、その「根拠」の説明が理屈として納得できるものであったり整合性が取れていたりすれば、「あ、この人は信用できそうだな」と私は感じました。

逆に、なんの根拠も示さずに「これはいい、あれはだめ」と主張している人は、なんだか薄っぺらいな、と感じました。

 

これは、私自身がトレーニング指導の専門家として、根拠(=エビデンス)に基づいたサービスを提供することを重視しているので、サービスを受ける立場としても根拠を求めていた、ということなのかもしれません。

プロ野球選手のみなさんも、何を持って信用できそうかどうかを決めるのか、自分なりの判断基準を持ったうえで、トレーニング情報を発信している人の中から「メンター」と勝手に呼べる人を見つけてみてください。

 

 

②どこまでトレーニングについて勉強したらいいのかわからない

これも私が家づくりについて勉強をしていて直面した問題でもあります。

勉強すればするほど、「あれも勉強しないと・これも勉強しないと」みたいな感じで、勉強すべきことがドンドン増えていって、キリがないんですよね。

泥沼にハマる感じというか、どこまで勉強したらいいのかわからず、ゴールが見えなくなるというか。

恐らく、トレーニングについて勉強を始めて、少しずつ知識が身に付いてきたプロ野球選手も同じような問題に直面するはずです。

 

私の場合は、「信頼して自分の自宅兼ジムの建設を依頼できる工務店・ハウスメーカーを見つける」ために必要最低限の知識を身につけるところまで家づくりの勉強をしよう、というところで区切りをつけました。

よく「注文住宅づくりは会社選びで9割決まる」なんて言われるくらい、どこの会社に依頼するかが重要なのだそうです。

とはいえ、選ぶにしても知識がないとちゃんとしたところを選ぶことすらできないので、信頼できる会社を選べる程度の知識を身につけるところまで勉強しよう、と決めたわけです。そこで線を引いたんですね。

 

そのうえで、「この会社にお願いをしよう」と決めて依頼をしたら、後は信頼しておまかせすることにしています。

やはり、餅は餅屋とはよく言ったもので、素人が勉強したところで、プロの知識・経験・技術には全然かないません。

私としては、信頼できる専門家を見つけるために必要な最低限の知識だけを素人なりに勉強して、そこから先はその専門家を信頼して任せる、そして、その専門家からわからないところを教えてもらいながら二人三脚で家づくりを進めていく、というスタンスです。

 

プロ野球選手も、「信頼してトレーニング指導を依頼できる専門家を見つけることができるだけの必要最低限の知識を身につける」というところを目標にして、トレーニングについての勉強をするのが良い塩梅なのではないかと思います。

あらかじめそういう到達目標みたいなのをもったうえで勉強を進めれば、「どこまでトレーニングについて勉強したらいいのかわからない」という問題は解決できるはずです。

そして、ひとたび信頼できる専門家が見つかったら、その人にトレーニング指導を依頼してください。

どんなトレーニングがあなたにとって適切なのかはその専門家が考えてくれるので、あなた自身は言われたことをがんばってやることにフォーカスすればいいだけです。

それが、成功への近道だと思います。

 

もちろん、信頼できる専門家を見つけてひとたび依頼したら、プロ野球選手はトレーニングについての勉強をやめてしまっていい、というわけではありません。

むしろ、現役としてプレーし続ける限りは、トレーニングについての勉強はやり続けたほうが自身のためになるでしょう。

しかし、信頼できる専門家を見つけたのであれば、それまでのように自分で情報を収集するのではなくて、その専門家に質問をして答えてもらう、という形に勉強のやり方をシフトしたほうが効率的です。

 

 

まとめ

今回は「プロ野球選手」を具体的なターゲットとして、トレーニング迷子にならないために自身でトレーニングについて勉強することの重要性について指摘しました。

そして、トレーニングについて勉強を始めたときに直面するであろう2つの問題を取り上げ、それぞれの解決策を提案しました。

ここで書いた内容は、プロ野球選手を想定して書いたものではありますが、他のアスリートにも十分当てはまるはずです。

トレーニングの方向性で迷子になっているな、と感じているアスリートは、ぜひ参考にしてみてください。

 

また、トレーニングについての勉強をするうえで浅く広く情報収集する一環として、私の著書をぜひ読んでみてください。

個人的には、ここで書いている内容を理解できていれば、アスリートがトレーニング迷子になるリスクはグッと減らせるものと考えています。

 

MLBエンジェルスの大谷翔平選手なんかは、ここで書いているトレーニングについての基本的な内容の理解度が高いんだろうな、とインタビュー記事等を拝見していると感じたりします。

読者のあなたも、大谷選手に負けないくらいのリテラシーをぜひ身につけてください。

» 参考:現役アスリートに参考にしてもらいたい、トレーニングに対する大谷翔平選手の考え方

 

 

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【編集後記】

11月に実施した動画音声教材のセールが終了しました。

かなりたくさんのお買い上げをいただき、感謝感謝です。

セールは終わりましたが、動画音声教材は継続して販売中なので、興味のある方は引き続きお買い上げいただければと思います。

今後セールを実施することはないので、どうぞご安心して正規の値段でご購入ください。

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