#767 競技レベルが高いアスリートをトレーニング指導することで得られるメリット

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Simon connellan b5h1zRmWLPo unsplash

 

私は現在フリーランスのS&Cコーチとして活動しています。

そんな私にとって理想のクライアントさんは、少しでも上を目指したいという気持ちのあるアスリートです。

競技レベルが高い・低いとか、実績がある・ないとかはあまり関係ありません。

この点は、過去にブログ記事でも書いています。

» 参考:競技レベルが高いアスリートや実績のあるアスリートではなく、少しでも上を目指したいという気持ちのあるアスリートを指導したい

 

実際に、フリーランスになって、さまざまな競技レベルのアスリートのトレーニング指導をさせていただいていますが、とても楽しくやりがいを感じています。

やはり、向上心の高いクライアントさんが多いので、こちらもそれに応えねば、とモチベーションをいただいています。

なので、少しでも上を目指したいという気持ちのあるアスリートで、私のトレーニング指導を受けることに興味のある方は、競技レベルや実績にかかわらず、ぜひともお申し込みください。

「河森は競技レベルが高いアスリートしか指導しないんじゃないか?」なんてためらう必要はありません。

パーソナルトレーニングプラン

 

 

競技レベルが高いアスリートをトレーニング指導した経験

今でこそ、一般の方も含めて、さまざまな競技レベルのアスリートにトレーニング指導をしている私ですが、前職の国立スポーツ科学センター(JISS)では、日本代表レベルのアスリートを主な対象として、トレーニング指導をしていました。

つまり、競技レベルの高いアスリートのトレーニング指導をした経験がある、ということです。

 

個人的には、競技レベルの高いアスリートを指導したからといって、S&Cコーチとしてのレベルも優れているとは限らないと考えています。

別の言い方をすると、トレーニング指導の対象者であるアスリートの競技レベルと、指導をしているS&Cコーチのレベルの間には相関関係はないということです。

トップレベルの有名アスリートについているS&Cコーチが、「なんだそれ!?」と思わず椅子から転げ落ちそうになるくらい衝撃的に酷いトレーニングをさせていることもあります。

逆に、強豪校ではない高校の部活のチームに対して、トップレベルの素晴らしいトレーニング指導をされているS&Cコーチもいらっしゃいます。

 

したがって、私が自身のJISSでの経験について語る時は、べつに「日本代表レベルのアスリートを指導していたから、俺も日本代表レベルだぜ!」なんて主張しているわけではありません。

ただ事実を語っているだけです。

私が競技レベルの高いアスリートを指導していたということは、私のS&Cコーチとしてのスキルを裏付けてくれるものではありませんから。

 

とはいえ、競技レベルの高いアスリートのトレーニング指導に携わることができた経験を振り返ってみると、それはそれでS&Cコーチとしてメリットがあったな〜と感じています。

細かいものを含めると、メリットはいろいろとあるのですが、一番大きなメリットは、「視座を高めることができた」という点です。

 

 

競技レベルが高いアスリートをトレーニング指導することで得られるメリット

前職のJISSで私がトレーニング指導をしていたアスリートたちは、基本的には各競技の強化指定選手です。

多くのアスリートが、オリンピックに出場することを目指して、日々練習やトレーニングに励んでいました。

そして、世界的にも日本が強い競技のアスリートの場合は、オリンピックで金メダルを獲得することを本気で目指しています。

オリンピックでの金メダル、つまり「世界一」です。

 

そんなアスリートたちをサポートするわけですから、こちらも世界一のトレーニング指導を提供しなければいけません。

「日本一」とかじゃないですよ。「世界一」です。

「いやいや、世界一のS&Cコーチになるなんて無理だよ〜」なんて言ってられないんです。

目の前のアスリートは本気で世界一を目指しているんですから。

 

アスリートは世界一の努力をしていて、競技コーチも世界一の指導をしているのに、S&Cコーチのレベルが低くて体力面で足を引っ張ってしまい世界一になれない。

そんなことあっちゃダメなんです。

私自身、S&Cコーチとして、そんなアスリートの足を引っ張るようなことは、死んでもしたくありません。

 

競技レベルが高く、目標も高いアスリートのトレーニング指導を担当すると、否が応でも、こちらの意識も高くならざるを得ません。

「そこそこのレベルのS&Cコーチになればいいや」なんて言ってられないので、こちらも世界一を目指さざるをえなくなるのです。

それこそが、競技レベルの高いアスリートをトレーニング指導することで得られるメリットである「視座を高めることができた」ということです。

 

視座が高くなったからといって、自動的にS&Cコーチとしての能力があがるわけではありません。

しかし、「世界一を目指ささねば!」となると、自分の腕をあげることへのモチベーションが高まります。

「こんなことまで勉強したり考えたりする必要ないかな」なんて妥協をするのではなく、「このくらい勉強したり考えたりするくらいじゃ、全然足りない!」と考えることができるようになります。

そのモチベーションを、自己研鑽等の実際の行動に移すことさえできれば、長期的に見て、S&Cコーチとしての能力アップに繋がることは間違いありません。

 

 

まとめ

競技レベルが高いアスリートを指導しているからといって、そのS&Cコーチの腕が高いとは限りません。

また、競技レベルが高いアスリートを指導しないと、S&Cコーチとしての腕をあげることができないわけではありません。

それでも、競技レベルが高いアスリートを指導する経験をすることには、S&Cコーチとしての「視座を高める」というメリットがあると、私の経験上は感じています。

そのような機会があれば、ぜひ積極的に挑戦してみていただければ。

 

※オリンピック金メダリストを指導した経験を振り返って文章にまとめたので、そちらもぜひお読みください(有料記事)。

 

 

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【編集後記】

そろそろパソコンを買い換えようと考え中。

今はMacBook Proを使っていますが、次はMacBook Airにしようかと。