#768 セミナーよりも動画教材の値段を高めに設定する理由

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私が提供している「話す仕事」は主に3つあります:

  • 対面型セミナー
  • オンラインセミナー
  • 動画教材

※現在は新型コロナの影響で、対面型セミナーはお休み中です。

 

まったく同じテーマの内容を、3つの異なる形式で提供しているものもあります。

その場合、これまでは、3つの形式で値段をすべて同じにしていました。

それぞれの形式にメリット・デメリットがあるので、どの形式のほうが提供できる価値が高いかどうかを決めて値段に差をつけるのが難しい、というのが理由でした。

» 参考:対面型セミナー・オンラインセミナー・動画教材の値段を同じにしている理由

 

しかし、このたび、この方針を変更することにしました。

具体的には、動画教材の値段を他のセミナーの値段よりも高く設定することにしました。

昨日、販売を開始した動画教材から、すでにこの方針を適用しています。

動画 S&Cバイオメカニクス入門

 

また、他の動画教材も、明日以降、値上げをする予定です。

購入をご検討されている方は、今日中に購入していただいたほうがお得です。

 

 

なぜ方針を変更したのか?

なぜ方針を変更したのかというと、値段がまったく同じだと、動画教材のほうがメリットが大きいな、と感じるようになったからです。

そして、それだと、動画教材の販売を待って、セミナーへの参加を控える人が増えてしまうのではないか、という危惧があったからです。

 

動画教材のほうがメリットが大きい

現在は新型コロナの影響で対面型セミナーは実施できていません。

おそらく、ワクチンが打てるようになるか、特効薬が開発されるか、までは対面型セミナーを再開することはないと思います。

私が自主開催する対面型セミナーでは、狭い部屋を使うので密になりやすいですし、最低でも3時間は同じ空間にいることになりますし、駅前のレンタルスペースを使うので換気のために窓を開けると騒々しいからです。

 

したがって、目下のところ、オンラインセミナーとの比較ということになります。

で、動画教材はオンラインセミナーを録画した形で提供しているので、どちらも見る映像はまったく同じです。

そこに差はありません。

 

しかし、セミナーではその映像を見ることができるのは1回限り、動画教材では何回も見直すことができるという違いがあります。

これは動画教材にとっては大きなメリットです。

実際のところ、新型コロナの影響でオンラインセミナーが増えましたが、それを提供している方が、オンラインセミナーを録画して動画としても販売している場合、私自身、ちょっと動画教材の販売を待ってしまって、セミナー参加を躊躇する、という経験をしました。

私がそのような経験をしたということは、私が提供している「話す仕事」について、同じように考える方もいるはずです。

 

もちろん、オンラインセミナーにもメリットはあります。

それは講師である私に直接質問をしていただけることです。

私としては、セミナーに参加していただくメリットとして、質問していただけることを重視しています。

オンラインセミナーだとセミナー会場のスペースの問題はないので、定員を制限する必要性は少ないのですが(配信システムが許す人数分だけ受け入れることができる)、参加者お一人お一人の質問にちゃんと回答できるように、あえて定員を少人数に制限もしています。

 

しかし、それでもご参加いただいたすべての方が質問されるわけではありません。

セミナーにご参加いただく場合は、もともと何かしらの悩みや疑問をいだいているはずですが、セミナーで私の話を聞いてそれらが解決されてしまった場合は、とくに質問をすることがなくなってしまいます。

ご質問されない方にとっては、「セミナーだと講師に直接質問できる」というメリットがなく、それだと何回も繰り返し見ることができる動画教材のほうがお得です。

もちろん、他の参加者の質問とそれに対する私の回答を見ることにも価値はあると思いますが。

 

いろいろと総合的に考えると、オンラインセミナーと動画教材の値段が同じだと、後者のメリットのほうが大きいのではないかと考えるようになりました。

 

 

セミナーへの参加を控える人が増えるのでは?

動画教材のほうがメリットが大きい、ということになると、セミナーへの参加を控える人が増えますよね。

だって、動画教材の販売を待って購入して、何回も見直すほうがいいんですから。

 

そもそも、動画教材はセミナーでお話している内容を収録して販売するものです。

それなのにセミナーの参加者が減ってしまって、セミナー自主開催を続けるのが難しくなってしまうと、動画教材をつくることもできなくなってしまいます。

あくまでもセミナーがあっての動画教材なのです。

そうすると、私もビジネス的に困ってしまいますし、私が提供するセミナーや動画教材から学びたいとお考えの方にとってもデメリットでしょう。

 

また、講師である私にとって、セミナーは貴重なアウトプットの場でもあります。

決して安くはない参加費を支払って参加していただく方がいる中で、準備をして当日お話をするという緊張感のなかでアウトプットすることで、私自身の成長にも繋がります。

また、質疑応答で参加者のかたと意見を交換させていただくなかで、私自身にも新たな気付きがあって、お互いに学ぶことができるとも感じています。

そんな貴重な場がなくなってしまうのは、私としても残念なことですし、そういう場がなくなると私の能力が低下するので、結果として私が提供できる情報の質も低下してしまいます。

 

 

まとめ

わずか数ヶ月前に、対面型セミナー・オンラインセミナー・動画教材で値段を同じにする理由について説明するブログ記事を書いたばかりではありますが、今回ご説明したような理由から、動画教材だけ値段を高く設定することにしました。

まあ、ビジネスにおいてもトレーニング指導においても、私は常に試行錯誤しているので、やり方や考え方は変わる可能性があります。

» 参考:やり方や考え方をアップデートすることを怖がらない、申し訳ないと思わない

 

本ブログ読者の中には、「河森はこのテーマのセミナーを動画教材として今後販売するかわからないからセミナー参加しちゃおうかな、でも動画で販売するならそっちのほうがいいな、どうしようかな」と迷われている方もいると思います。

そこで、動画教材を販売する際には、同じテーマで過去にセミナーにご参加いただいた方向けに、動画教材とセミナー参加費の差額分で動画教材をご購入いただけるようにご案内をする予定です。

たとえば、22,000円を払ってセミナーにご参加いただいた方が、同じテーマの動画教材を購入される場合、通常であれば26,400円かかるところを差額の4,400円で購入いただけるという形です。

つまり、セミナーに参加したうえで動画もご購入いただくと、動画のみをご購入いただくのと同じトータルの金額で済むのでお得ということです。

なので、「今後このテーマで動画が販売されるならそっちのほうがいいな」と迷うことなく、興味のあるセミナーにはまず参加してみていただければ。

※差額分だけで動画教材をご購入いただける措置は、案内を出してから一定の期間のみ受け付ける予定です。

 

 

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【編集後記】

昨日は家の掃除をして、ダイソンのヘッド部分も掃除しました。かなりホコリや髪の毛がつまっていて、掃除した後はだいぶ動きが良くなった気がします。定期的にやらないとダメですね。