#817 2021年に読んでよかった本ベスト10

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今年も12月に入ったので、少しずつ1年を振り返るブログを書いていきます。

まずは恒例の「今年読んでよかった本ベスト10」です。

例年はベスト5だったのですが、今年は絞りきれなかったので枠を一気に倍増しました。

 

過去のランキングはこちらからご覧ください↓

 

 

2021年に読んでよかった本ベスト10

それでは、順不同で紹介していきます。

  • 米海軍特殊部隊(ネイビー・シールズ)伝説の指揮官に学ぶ究極のリーダーシップ
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか
  • 進撃の巨人(34)
  • 専門医が教える新型コロナ・感染症の本当の話
  • ウィニング・アローン――自己理解のパフォーマンス論
  • 令和改訂版 フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。
  • フィットネスチェックハンドブック―体力測定に基づいたアスリートへの科学的支援
  • スポーツ栄養学最新理論(2020年版)
  • 僕らはまだ、臨床研究論文の本当の読み方を知らない。
  • NSCA’s Essentials of Sport Science

 

米海軍特殊部隊(ネイビー・シールズ)伝説の指揮官に学ぶ究極のリーダーシップ

米国留学時の恩師Dr. Haffがずーっとオススメしていたので読みたかった本の日本語訳です。

実際に読んでみて、とても参考になりました。

S&Cコーチとして、とくにチームを指導する場合には、リーダーとしての役割が求められます。

そんなときに、どのような心持ちで、どのようにリーダーシップを発揮すべきなのか、について学べるところが多い本です。

リアルな戦場で、生きるか死ぬかがかかっている状況で磨かれたリーダーシップなので、本当に実践的だな〜という印象を持ちました。

 

 

嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

この本は単純に読み物として面白かったです。

リーダーとしての振る舞いについて勉強になるとかそういう感じじゃないです。

ただただ、面白い読み物でした。

グイグイと引き込まれて、一気に読んでしまいました。

 

 

進撃の巨人(34)

本ブログでもたびたびオススメしてきた漫画です。

ついに最終巻をむかえ、終了してしまいました。

いや〜、ものすごい漫画でした。

もはや漫画の枠に収まりきれない、壮大な叙事詩とも言うべき作品です。

アニメもめちゃくちゃ面白いのでオススメです。

Amazon Prime会員であれば無料でアニメを視聴できます。

 

 

専門医が教える新型コロナ・感染症の本当の話

新型コロナウイルスについて、テレビで流れる情報がイマイチ信用できないので、専門家が書いた本で勉強してみようと手にとったいくつかの本の中の1冊です。

個人的には、一番わかりやすくて、難度も私にとって丁度よいくらいでした。

自分や家族を守るためだけでなく、クライアントさんへの責任を果たすという意味でも、新型コロナについての最低限の知識を身に付けておくにこしたことはないと思います。

 

 

ウィニング・アローン――自己理解のパフォーマンス論

陸上の為末さんの著書。

私はトレーニング効果の転移を促進するためには、「頭を使って考えながら練習をする」ことが最も重要であると考えています。

この「頭を使って考えながら」という部分に関連するヒントが盛りだくさんにつまっています。

アスリートや競技コーチにぜひとも読んでいただきたい一冊です。

 

 

令和改訂版 フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。

もともと初版は読んでいたのですが、出版されたのが2005年だったので、法律等も変わり、現在には当てはまらない部分が多くある本でした。

今回、改訂版が発売され、法律等の説明も現在にあったものになったので、買い直しました。

フリーランスになりたての人にとくにオススメで、とっつきにくい税金のお話を、非常にわかりやすく、ときにおかしく、解説してくれています。

漫画キャラ化された著者が、漫画キャラ化された税理士の先生に質問をしながら、税金について学んでいくというスタイルです。

個人的には非常に好きなスタイルで、このスタイルで他のトピックについての本も出版してほしいと思うほどです。

 

 

フィットネスチェックハンドブック―体力測定に基づいたアスリートへの科学的支援

私が勤めていた国立スポーツ科学センターがこれまで実施してきた体力測定についての実施方法や実際のデータが掲載された本です。

体力測定の方法や解釈の仕方を学ぶだけでも読む価値があります。

それに加えて、さまざまな競技の日本代表アスリートたちの体力測定データが掲載されているので、自分が指導しているアスリートの測定値と比べたり、競技ごとの違いを比較することでニーズ分析にも使える貴重な資料となっています。

辞書的に使うイメージで、一家に一冊おいておくとよいのではないでしょうか。

 

 

スポーツ栄養学最新理論(2020年版)

2020年版となっていますが、私は今年になってから読んだので、今年のランキングに入っています。

スポーツ栄養学について、科学的にどういうことがわかっているのか、研究の分野ではどこまで進んでいるのか、を確認できる本です。

スポーツ栄養学に関する科学的知見について、1本1本の論文を読まなくても、全体的な流れを把握できるような本になっています。

エビデンスにもとづくトレーニング指導を心がけていて、栄養面でのアドバイス等も与える立場にいる方にはとくにオススメです。

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僕らはまだ、臨床研究論文の本当の読み方を知らない。

私は常々「S&Cコーチも論文を読むべきだ」と主張しています。

とくに「エビデンスにもとづくトレーニング指導」とか「科学的知見にもとづくトレーニング指導」を掲げて活動をされている場合は、論文を読んでいなければ詐欺に近いとさえ思います。

とはいえ、論文を読むスキルを身につけるのは簡単ではなく、それなりの努力と時間が必要です。

また、独学で学ぶことは難しく、できれば大学院に進学をして、専門的な教育を受けたうえで、自身で研究をして論文を書いて投稿する経験をするのがベストです。

それが難しい方にとっては、論文の読み方を学べる数少ない本です。

また、すでに大学院で研究をする経験を積まれた方でも、自分の知識や経験を整理するうえで参考になるはずです。

 

 

NSCA’s Essentials of Sport Science

NSCAが「The Certified Performance and Sport Scientist™ (CPSS™)」なる新たな資格認定を始めました。

いわゆる「スポーツサイエンティスト」を認定する資格です。

その資格認定のために勉強をするうえで教科書的な位置づけになるのがこちらの本です。

広範囲のトピックについて、各分野の第一人者が解説してくれています。

「エビデンスにもとづくトレーニング指導」とか「科学的知見にもとづくトレーニング指導」を目指すのであれば、S&Cコーチもある意味「スポーツサイエンティスト」ではあるので、資格を取るかどうかは別としても、こちらの本の内容を学ぶことには意義があると思います。

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まとめ

読書ってめちゃくちゃコスパの良い投資なんですよね。

わずか数千円でこれだけの知識を吸収できるものは他には見当たりません。

10冊に1冊でもアタリが出たらもとが取れるくらいの気持ちで、どんどん本を買って読みましょう!

 

ちなみに、私は今年Kindle出版に挑戦してみました。

まだお読みでない方はチェックしてみてください。

Kindle Unlimitedに加入されている方は、追加料金なしでお読みいただけます。

 

 

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【編集後記】

昨年の今頃は、お試しで期間限定のオンラインサロンをやっていたな〜と思い出しました。

やってみて、自分にはオンラインサロンの運営は性に合わないな、と感じたので、今後継続的にやることはなさそうです。

期間限定でやることはあるかもしれませんが。

とりあえずやってみる、ってフリーランスにとっては大事ですね。

やってみてうまくいけば続けて、うまくいかなかったらやめればいいだけですから。