#611 フリーランスのS&Cコーチがセミナーを自主開催すべき3つの理由

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Miguel henriques 1217387 unsplash

 

私はフリーランスのS&Cコーチがセミナーを自主開催することをオススメしています。

それは、私自身がやっていて大きなメリットを感じているからです。

 

ここで私が言っている「セミナーを自主開催する」というのは、テーマ・場所・日時etcを自分で決めて、参加者を自分で募集して、自分で講師を務めることを指します。

外部からご依頼をいただいて講師を務めるケースは当てはまりません。

ただ単にセミナー講師を務めることをオススメしているのではなく、自分で全部やる「自主開催」をオススメしています。

 

 

フリーランスのS&Cコーチがセミナーを自主開催すべき3つの理由

フリーランスのS&Cコーチがセミナーを自主開催すべき理由は3つあります。

理由①:S&Cコーチとしての腕が上がる

理由②:収入源の柱を増やすことができる

理由③:すべてを自分でコントロールできる

 

理由①:S&Cコーチとしての腕が上がる

世の中には、セミナー業で売上を得ているS&Cコーチを揶揄する人たちが一部いるようです。

「あいつは、S&Cコーチのくせに、セミナーなんかで金稼いでやがる」みたいな感じで。

その前提として、「S&Cコーチたるものトレーニング指導一本で稼ぐべき」という考えがあるんだろうと想像できます。

しかし、私はこの考え方がまったく理解できません。

べつに、S&Cコーチがトレーニング指導以外の事業をやったっていいじゃん、と思います。

トレーング指導一本でやっているS&Cコーチのほうが、セミナー業や他の活動もやっているS&Cコーチよりも腕が良いとは限らないですし。

 

それに、セミナーをやると、自分の専門知識を整理する機会が得られるので、結果としてS&Cコーチとしての腕も上がります。

セミナーをやってお金を稼いで終わりではなく、トレーニング指導にも繋がるのです。

 

とくに、自主開催セミナーの場合は、テーマを自分で決めることができます。

知識を整理したいトピックを自主開催セミナーのテーマに設定すれば、お金をいただきながら自分の勉強をすることができるのです。

たとえば、「ウォームアップ」をテーマにセミナーを自主開催すれば、そこに向けて準備をする過程で、ウォームアップについての自分の知識をブラッシュアップすることができます。

そうすれば、トレーニング指導を担当しているアスリートやチームに対して、より良いウォームアップのプログラムを提供することができるようになります。

 

「ただお金を稼ぐだけでなく、同時に自分の腕も上げられる仕事」というのはフリーランスが目指すべき仕事だと思います。

セミナー自主開催はそれを可能にしてくれるので、絶対的にオススメなのです。

 

 

理由②:収入源の柱を増やすことができる

ビジネスの観点で考えると、収入源が1つだけというのは非常に不安定です。

それがダメになったら収入がゼロになってしまうわけですから。

できれば収入源を複数用意しておいて、リスクを分散させたいものです。特にフリーランスとして働いているのであれば。

 

S&Cコーチとして活動している場合、「トレーニング指導業」が収入源のもっとも大きな柱になることは間違いありません。

私の昨年の総収入のうち、トレーニング指導業からの収入の割合は「62%」でした。

これでも割合としては少ないと思われるかもしれませんが、私はこの数字を「50%」に近づけたいと考えています。

べつに「S&Cコーチたるものトレーニング指導一本で稼ぐべき」なんて全然思っていないので。

 

そうすると、残りの50%は「セミナー業」「執筆業」「コンサルティング業」「ブログ業」等の他の事業で稼ぐ必要があります。

ただし、本の執筆や個別コンサルティング等は、ご依頼をいただかないといけません。ある意味、受け身の仕事です。計算するのが難しいです。

一方、セミナーを自主開催するのは、自分でやろうと思えばできます。能動的な仕事と言ってもいいでしょう。

 

セミナー講師のご依頼を受け身で待っていても計算できる収入源の柱とはなりづらいですが、自分で開催してしまえば、大きな柱として育てることができます。

私の場合、昨年の自主開催セミナーによる収入は、全体の「28%」でした。

これだけ稼げれば、収入源としては立派な柱の1つであると言っていいでしょう。

ちなみに、外部からご依頼をいただいてセミナー講師をつとめた「講演」による収入は、全体の1%にすぎませんでした。

 

計算のできる収入源を作り上げてリスクを分散させるためにも、フリーランスのS&Cコーチには、ぜひともセミナー自主開催にチャレンジしていただきたいです。

なにより、セミナー参加費(単価)を高めに設定して、それなりの参加者を集めることができれば、外部からセミナー講師を依頼されるよりも稼げます。

» 参考:フリーランスS&Cコーチがセミナーを自主開催するなら単価を高めに設定すべき5つの理由

 

 

理由③:すべてを自分でコントロールできる

外部からご依頼をいただいてセミナーを実施する場合、主催者側からいろいろなものを指定されます。

たとえば、日時、場所、テーマ、講演時間(長さ)、講演料、など。

一方、セミナーを自主開催すれば、すべて自分で好きなように決めることができます。

この「すべてを自分でコントロールできる」というのは、すごい良いです。ストレスがなくなります。

 

そもそもフリーランスとして活動している人は、上司や会社から「アレをやれ、コレをやれ」と指示されるのが嫌いで、自分で決めるのが好きな性格の人が多いはずです。

そんな人にとっては、すべて自分でコントロールできる自主開催セミナーは、性格的にも合うはずです。

少なくとも私にはスゴく合っています(笑)

 

だから、私は「セミナー業」に関しては、自主開催セミナーをメインにしています。

外部からセミナー講師のご依頼を受けないわけではないですが、あまり積極的にお受けはしていません。

実際、セミナー講師ご依頼の受付窓口は今のところ設けていません。

知り合いから頼まれたり、知り合いからのご紹介で頼まれたりした時に、自分にとってメリットがあるかどうかで判断をさせていただいています。

 

 

まとめ

最近は私自身が受けたいと思えるセミナーが少ないです。残念ながら。

だから、本ブログをお読みになったS&Cコーチの方々がセミナーを自主開催するようになって、私の学びの選択肢が広がればいいなと期待しております。

そうしたら、セミナーを自主開催されるS&Cコーチにも大きなメリットがありますし、私を含めたセミナー受講者にもメリットがあるので、お互いにWin-Winです。

ぜひともセミナー自主開催にチャレンジしていただければ。

 

※セミナー自主開催をする手順については、以下の情報が参考になります。

>> 告知から入金確認、復習まで。自主開催セミナーの流れ EX-IT AI時代の雇われない雇わない生き方

>> 動画教材 セミナー自主開催  タイムコンサルティング

 

 

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【編集後記】

大ヒットTVドラマ「半沢直樹」の原作小説を読み直しています。やはり面白いし痛快です。

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